「藤田が行く!」カテゴリーアーカイブ

No.520 瞽女唄コンサート

越後瞽女唄「さずきもん」東京公演を聴きに行ってきました。 会場は都内両国にある小ホールです。 晩年、最後の瞽女として脚光を浴びた小林ハルさんに瞽女唄を習った萱森直子さんのお弟子さんたち「さずきもん」の6名が集まりました。 全盲の広沢里枝子さんの応援!というのが私の本音。 6人も集まると、それぞれの個性が面白いと思いました。 全員で唄う「夢和讃」は、迫力がありました。 ...

No.519 訃報

映画「瞽女 GOZE」の監督 瀧澤正治さんがお亡くなりになったという、にわかには信じられないお知らせをいただきました。 最後にお目にかかったのは、今年3月、埼玉県鴻巣市内で開かれた広沢里枝子さんの「瞽女唄コンサート」の会場でした。 舞台挨拶では、映画にまつわる貴重なお話をなさなっていました。 この時、ご挨拶ができて本当によかったです。 小林ハルさんの最後の直弟子である、萱森...

No.518 「こころの通訳者たち」好評上映中

試写会に参加するまでは、失礼ながら地味なドキュメンタリー映画って、どれだけの人が関心を寄せてくれるだろうかと、半信半疑でした。 他人(ひと)にすすめるには、まず自身が鑑賞するしかない。 それも、あのシネマ・チュプキ・タバタでと、前日のお誘いにも関わらず、先約を蹴散らし出向いたのでした。 結果、これは多くの人の心を打つはず、地方も含めあちこちで上映され、一人でも多くの人の目にふれる...

No.517 月刊誌『世界』11月号

夏の盛りのある日のこと。 栗川治先生、松本道子さん、堀江達朗さん、私・藤田が岩波書店の一室で、月刊誌『世界』編集部の大山さんと、岩渕さんにお会いしました。 事の発端は堀江さんが、新しく編集部のご担当になった大山さんに「『世界』全文音訳プロジェクト」のことを説明するために岩波に出向いたのがきっかけでした。 その時、このプロジェクトのことについて、関心をお寄せくださり、関係者と座談会...

No.516 なごや会セミナー

なごや会雇用セミナー2022「公共図書館を目指しませんか! 〜図書館は視覚障害者が働く最も適した職場の一つです」が開かれました。 日本図書館協会を会場に、来場型とオンライン型で行われ、60名ほどの参加がありました。 枚方の服部さんからは、「視覚障害者と図書館の仕事」、久喜の佐藤さんからは、「視覚障害者が公務員として一般雇用される意義」について、お話しがあり、久喜の尾崎さん、千葉の松井...

No.515 岡山、姫路旅

埼玉県立久喜図書館の佐藤さんに、岡山県立図書館から講演の依頼がありました。 「また、岡山に行くけど、どこか近辺で交流できるグループがあれば、立ち寄るよ」とありがたい提案をいただきました。 図書館での研修会テーマ「すべての子どもたちに本の楽しさを伝えたい〜支援が必要な子どもの読書活動を考える〜」に惹かれ、佐藤さんに同行させてもらうことにしました。 数年前、同じ図書館から招かれた時は...

No.514 「こころの通訳者たち」試写会

日本で唯一のユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」をみなさまは、ご存知でしょか。 2016年に開館した全席20席という小さな映画館です。 目の不自由な人も、耳の不自由な人も、車椅子の人も、小さな子ども連れの人も、誰もがいつでも安心して映画を楽しむことができる映画館です。 JR田端駅から徒歩5分ほどの商店街の中にあります。 ここでの「こころの通訳者たち」の試写会に呼...

No.513 バリアフリー上映会

今号の会報に「あれから9年〜埼玉県三芳町からのお便り〜」と題して寄稿して下さった三芳町福祉課の三室さんからのご案内で、映写会に参加しました。 会場は、三芳町役場の庁舎敷地内にある三芳町文化会館「コピス みよし」 自身がろう者の今村 彩子監督の「聞こえなかったあの日」 東日本大震災の後、10年間に及ぶろう者の生活を追ったドキュメンタリー映画です。 字幕、音声ガイド、ヒアリング...

No.512 セミナー

日本図書館協会主催、障害者サービス委員会企画・運営の「音訳者と音訳ボランティアのための著作権セミナー」が開かれました。 対象は、録音資料を製作している音訳者・音訳ボランティア、障害者サービス用資料を作成している図書館の職員です。 私もひと枠いただき、「全国音訳ボランティアネットワークの活動及び図書館・ボランティアに望むこと」というお話をさせていただきました。 事前に参加者名簿をい...

No.512 子どもの本棚

「子どもの本棚」プロジェクトが始動して半年。 おかげさまで、たくさんの応募がありました。 事務局では、受付、選書、仕様書の作成とそれぞれの担当が、頭を悩ませながら頑張っています。 今さらいうまでもないことですが、ボランティアの高齢化、そしてその先のボランティアの減少と大変厳しい現状のなかで、子どもたちに正しいきれいな日本語を、温かみのある肉声で届けようと始まったものです。 ...