No.91 勉強会

新学期のスタートと共に都立文京盲学校で21年度の三療音訳会の勉強会が始まりました。引き続き昨年度からのメンバーに加え、新たに6名が参加。このホームページでもご案内をし、東京音訳連絡会(都内52グループ)の総会でも呼びかけました。 今回の教材はアジア視覚障害者のための「医療あんま標準テキスト」です。栗原先生がおっしゃったように「細く長く」続けてくださるように祈りたい気持ちです。盲学校の全国大...

No.90 参加者募集

都立文京盲学校(澤田晋校長先生)と専攻科の栗原先生、そして三療音訳会(依田代表)の皆さまのご協力とご好意によって、昨年から始まった勉強会。新年度の予定が決まりましたと連絡をいただきました。 現在、都内と千葉からのメンバーが参加させていただいております。とかく医療関連の読みは難解と敬遠しがちですが、たくさんのニーズがあります。新人さんや若手も育てなければなりません。毎月(月1回)専攻科の先生...

No.89 韓国MBCからの取材

まさに花冷えの毎日です。この度(4月1日)韓国MBCから取材を受けました。私たちの活動拠点である飯田橋のボランティアセンターから紹介されて、ということでした。1時間の番組の中で色々な角度から取材をしているようでした。 日本国内における音訳ボランティアの実状、当ネットワークのことなどお話しました。実際に何かを読んでみてほしいという事前の申し出があったので、当事務局の伊藤さんにも同席してもらい...

No.88 テープ版読者会のこと

3月23日(月)、当ネットワークの会員でもある都内・杉並のテープ版読者会の総会におじゃましました。ユニークで熱心な活動を続けているグループの一つです。代表の舛田さんとのそもそもの出会いは、私たちがネットワークの準備会を立ち上げ、初の全国大会を企画していた2004年頃のことでした。 週刊金曜日という雑誌の音訳版が読み手の都合で終了となってしまった。楽しみにしている利用者がいる。読んでくれるグ...

No.87 読書バリアフリー

3月21日(土)西早稲田(都内)の日本盲人福祉センターで「2010年国民読書年に向けて視覚障害者・高齢者の読書バリアフリーを考えるシンポジウム」が開かれました。日本盲人福祉委員会、文字・活字文化推進機構の主催です。私たちの全国音訳ボランティアネットワークも後援団体の一つとして参加しました。そして、事務局スタッフ(居谷、泉、猪俣、岩田、大田、島村、遠田、安川)は、誘導、会場、受付とお手伝いをさせてい...

No.86 暗闇ライブ&トーク

3月7日、都内世田谷区で津軽三味線の踊正太郎さんの演奏と国立民族学博物館の広瀬浩二郎さんのトークがありました。お二人とも全盲です。少し遅れてしまった私は案内されて一歩会場に入るやいなやドアが閉められ、半端じゃない真っ暗闇に焦ってしまいました。踊さんの力強いバチさばきは聞こえるものの、自分は会場のどの位置にいるのか、広さは?参加者は?まるでわからない。しまいには津軽三味線の音色がどの方向から聞こえて...

No.85 ネットワークの今後

3月4日、私たちの活動拠点である「ボラセン」で名古屋ライトハウス理事の近藤豊彦さんにお目にかかりました。2006年の全国大会、そしてその後の浦口明徳さんの告別式以来です。 近藤さんは一般企業を経て福祉畑に飛び込まれた方です。6月5日の分科会のコーディネーターをお願いしています。発想がユニークで遊び心のある方だと思います。ネットワークの行方、活動資金のことなど色々とアドバイスをいただきました...

No.84 マンガを読む

東京タワーの最寄りの駅は地下鉄の神谷町ですが、正にタワーの下あたりに霊友会法友文庫点字図書館(団体会員)があります。館長の川岸さんはじめ職員の皆さんは、いつも気さくに声をかけて下さり、「協力できることはやりますよ」と言って下さっていました。15年間もマンガ(雑誌の連載もの)を読んでいるということで、お話を聞かせていただこうと出向いたわけです。 担当は三浦さんという男の方です。実際のものを聴...

No.83 「アクセシブルな電子本を届けよう!」

2月22日(日)、「アクセシブルな電子本を届けよう!—読書に障害のある読者が利用できるシステム構築をめざして」が開かれ、3題の講演がありました。(都内・日本教育会館)アメリカのジム・フラクターマンさん(ブックシェアプロジェクト代表)の話が一番興味をそそられました。 ブックシェアとは、会員制のウェブ図書館サービスで、入会金と年会費を払った読書障害者(うち、80%が視覚障害者)はウェブ図書館に...

No.82 「生きるということ−鎖の輪が広がる」

上記の題名で、全国盲学校弁論大会での弁論集がジアース教育新社から出されております。店頭には並んでおりません。お近くの書店で取り寄せてもらうか、インターネットから申し込むことができます。 この「藤田が行く」で何度かご紹介済みの元全国盲学校長会会長の皆川春雄先生が編集に携わっておられて、紹介して下さった本です。「ここに収録された弁論には、体験し、通過せざるを得なかったその人しか語り得ない言葉が...