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音ボラ通信第41号発行!

会報「音ボラ通信 第41号」を12月22日(火)に発行しました。
クロネコメール便にてお届けいたします。
到着までしばらくお待ちください。

今回は会報の他に、先日の緊急アンケートの集計結果報告書も同封しております。

今後の活動の参考にしていただければ幸いです。

今年も残りわずかになりました。
コロナに明け暮れた一年になってしまいました。感染は拡大の一途をたどっています。
どうぞみなさま、くれぐれもご自愛くださり、新しい年をお迎え下さい。

No.497 音ボラネット通信第41号

枯葉舞う季節となりました。寒さも一段と厳しくなりましたが、みなさま、お変わりありませんか。

さてようやく、会報「音ボラネット通信」第41号が、今月22日に、発行予定となりました。7月30日発行済みの第40号については、事務局でもさまざまな考えがありました。休刊にしては、という声もでました。

どうしても集まっての作業があります。それも活動場所のボラセンは、都心です。

それはないのでは?と言われながら、自己責任で参加できる人は、作業にきて!とお願いするしかありませんでした。

こんな時だからこそ、全国を繋ぐ、会報を届ける。そんな思いでした。継続にこそ意味があります、というボラセンの佐藤さんの声に、背中を押されました。

今号は、みなさまからのアンケート結果を踏まえ、内容を構成しました。

「コロナ禍における事例報告」は、コロナにも負けず、試行錯誤しながら、さまざまな取り組みに挑戦している様子が伝わります。
またみなさまが、たぶん一番関心のある情報の一つ、「USBマイク」のことも掲載しました。

そして、この状況だからこその「オンライン活用術」ぜひ、参考にしていただければ。

こんな中でも入会してくださるみなさまに感謝しつつ「新会員紹介」コーナーでは、個人会員の代表を一人、団体会員一グループを取り上げました。とてもユニークな思い、活動をしています。お互いに協力し合えたらいいですね。

また、皆さまからの情報提供は、ありがたいです。一方通行の会報ではありませんので。

当会の「リモートボランティア」の記事が、徳島新聞に掲載されました。それを地元ではなく東京の可児さんが知らせてくれました。

更には、広瀬浩二郎さんの『それでも僕たちは「濃厚接触」を続ける!』というショッキング?な題名の最新作を送ってくださったのは、奈良の渡辺さんです。

アンケートの集計結果も合わせ、お読みください。一つでも二つでも参考になる記事があれば、幸いです。

「初めて会報発行までの作業に関わり、大変な思いをして作り上げていることが、よくわかりました。主婦業、そして自らの会の活動の傍ら、本当にご苦労なことと思います。全国の会員のみなさまには、隅から隅まで熟読していただきたいですね」とは、新たに事務局に加わってくれた南部さんの言葉です。

恐縮しながら紹介させていただきました。

ご意見•ご感想などお寄せいただければ、事務局スタッフ一同の励みにもなります。

どうぞよろしくお願いいたします。

No.496 セミナー参加

コロナ感染者拡大のなか、都心も都心、有楽町マリオンに行ってきました。土曜日の午後です。不要不急の外出は控えてと言われていますが、けっこうな人混みです。

そんな中ではありますが、下記セミナー内閣府 令和2年度「障害者週間連続セミナー」の一環、日本障害者リハビリテーション協会(以下リハ協)主催、マルチメディアDAISY図書の活用による読みの困難を持つ子どもへの有効な支援の実例と今後について に当会の事務局の南部さんと参加しました。

リハ協西澤さんからは、「デイジー子どもゆめ文庫」のシステム開発とトライアウト、国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」の日詰正文さんは、発達障害児への支援•取り組みについて。

続いて、九州大学の鈴木昌和さんからは、デイジー版の読み物の必要性と今後の新たな活用方法の提案。

最後に、大阪教育大学の金森裕治さんから、デイジー教科書の教科指導における有効活用事例報告がありました。

それぞれ、短時間でわかりやすいお話でした。

さて、リハ協では、2008年から小中学校の学習障害などで、読みの困難がある児童生徒向けにマルチメディアDAISY教科書を製作•提供してきました。昨年度の利用者は、約1万2千人とのこと。

教科書以外の児童書にも目を向け2020年から、「デイジー子どもゆめ文庫」を製作しています。

教科書で推薦されている図書が読めない。図書館に利用できる図書がないという現状。配信サーバーに、2019年度30冊をアップ済み、2020年は50冊、2021年には100冊を目指すそうです。

2019年には、教科書利用者(会員)限定でしたが、本年からは一般利用の申請ができるようになりました。

つまり、読みの困難さを持つ子ども等なら誰でも利用できるようになったということです。

今までは、伊藤忠記念財団の「わいわい文庫」が先行していました。すでに、600タイトルほどが製作されています。

電子図書館のサピエには、マルチメディアDAISYは、わずか300冊しかアップされていません。

マルチメディアDAISYで教科書が読めるようになって嬉しい。もっといろんな本が読みたいと言う子どもたちの声に応えられる日が、一日も早くきますように。

私たち音ボラネットでも、「わいわい文庫」に続き、今年から「デイジー子どもゆめ文庫」に参加させていただいています。

今回聴いた合成音声、更に進化しているのに驚きました。私たちも負けてはいられません。

最後に鈴木先生たちが、福岡でボランティアを募集したところ、なかなか厳しかった。再度有償ボランティアを募集したら集まってきたと。もはや、無償では集まらない時代になっています。

知恵を出し合い、子どもたちの笑顔のために考えるしかありません。先ずは、予算付けですね。文科省も厚労省も、ボランティアの存在に光を当てていただきたいものです。

No.495 ブラインドマラソン 伴走者

新宿区立戸山図書館での「新宿区資料変換者向け講演会」に参加しました。

同図書館ボランティアの南部さんから、お誘いを受け、喜んで割り込ませていただきました。

ブラインドマラソンの伴走者、中田崇志さんが、競技伴走のこと、視覚障害のこと、パラリンピックのことなど、興味深く話してくださいました。

伴走者というと、趣味や健康のために走るブラインドのみなさんをサポートする人というのが、私の中のイメージでした。でも、パラリンピックを目指すランナーの伴走者は、奥が深く、誰にでもできるものではないと思いました。

中田さんが現在、サポートしているのは、和田伸也さん(40歳代)。高校時代は、ラグビー部に所属。その後、網膜色素変性症で活動を断念。しばらくして、運動を再開。

中田さんが初めて和田さんと走った時、ご本人の目標は、フルマラソンで自己ベストが出たらいいという感じだったとか。

しかし中田さんの感触は、これは行けると。徐々に真の目標を明確に。

先ずは、代表に選ばれること、パラリンピックに出ること、そして、今回の東京パラでメダルをとること、金メダルを目指すと。

スゴイ‼️としか、いいようがありません。勝つためには、走力✖️戦術✖️勝負強さが大事。

この勝負強さには、レース中でも普段でもプラス思考が、最も重要。マイナス思考から選手を守ることにもつながると。

更には、伴走者としての声掛けの大切さについて。中田さんの声は大きくよく通ります。全力で走っている時に、話しかけるのですからね。

普通は、息が上がって話せないだろうと思うのですが。

それも、ガンバレ!だとか、もう少しだとか、右折だ左折だとかだけではなく、ストーリー性が大事だと。声の抑揚も。

私が感動したこと。その1。

和田さんのお母さんが、競技場のスタンドに応援に来た時のこと。座ってもいられず、声も出せず、ただただ祈るような姿勢でずーっと立っていた。中田さんは、いち早くその姿を見つけ、本人に教えてやろうと思った。

しかし、声をかけるのは、今ではないと。スパートをかけなくてはならないタイミングの時に、話したそうです。

結果は、押して知るべし。和田さんは、力をふり絞り最高のパフォーマンスを見せてくれたとのこと。

苦しい時は、今まで支えてくれた人、お世話になった人のことや家族のことなども話すそうです。

その2

勝つことが目標である以上、伴走者も努力しなければならない。現在41歳の中田さんが、800mで大学時代の自己記録を更新したということ。日々の精進の賜物でしょう。見事に身体がしまっていました。

オリンピックの裏側、選手村のことなども教えていただきました。さすが一流の人は、努力もし勉強もしていると思いました。

この中田さんのことを、テレビで観た南部さんが、図書館の谷口さんに戸山に呼んでほしいとお願い。谷口さんは、間髪をいれず中田さんに連絡。

あちこちにアンテナを張り巡らしている南部さんもさるもの、でも谷口さんもさすが。この図書館も、職員さんとボランティアがとてもいい感じです。

こんなご時世、勇気百倍、元気モリモリのひとときでした。
中田さん、和田さん頑張ってください。

すっかりブラインドマラソンのファンになった藤田です。

みなさま、ありがとうございました。

No.494 やっと始動?!

朝夕めっきり寒くなってきました。
予想通りでしょうか。

この時季になって、全国的にコロナの感染者が増えてきました。みなさま、お変わりありませんか。

3月くらいからだったと記憶しておりますが、全てのイベントや会議などが、中止になりました。

ようやく10月に、読書バリアフリー研究会が、上野の国際子ども図書館で開催予定でした。

久しぶりに仲間にも会える、現場の先生たちから「わいわい文庫」の活用例をお聞きし、子どもたちの様子も教えてもらえると、楽しみにしていました。

参加人数も減らして、万全な準備をしてくださっていましたが、直前に中止のお知らせ。図書館側に感染者がでたとか。
とても残念でしたが、こればかりはどうしようもありません。

回遊魚のように人の海の中を、自由に泳ぎ回っていた私としても不安な日々が、続いています。

しかし、いつまでもこうしてはいられない。充分気をつけながら、そろそろ動き出そうと思いました。

先づは、視覚障害者総合支援センターちば(千葉点字図書館)を訪問することに。

当事務局の松本さんからは常々、図書館の取組み等、聞いていました。活発に活動していて、 ボランティアと職員のみなさんとが、いい関係を築いているという印象でした。

更には昨年の秋、全視情協宇都宮大会で、ご一緒だったのが、川崎センター長であり、石川点字指導員でした。
特に若手の石川さんには、ゆっくりお話を伺いたいと思っていました。点字畑ではありますが、音訳と合い通じるものがあると感じました。有意義な意見交換ができました。

アンケートの回答に、「視覚障害者の声を聞きたい」という音訳者が多いという話をした時です。

石川さんがセンターの廊下で、ボランティアとすれ違っても「見えないんだから、わからないんですよ。わからなければその人は、いないと同じことです。声を聞きたいなら、先ずは、見える人から声をかけてほしい」
そして、「今まで一度も声をかけられたことがない」と。

びっくりです。

私はいつも「○○さん!音ボラネットの藤田です」と声がけをしています。正に私はここにいます。というアピールです。
先ずは挨拶?から。それが重なると信頼関係も深まり、会話も弾みます。

いろいろと気づきがあります。

我が家から千葉の四街道まで約2時間、松本さんに案内してもらって助かりました。

みなさま、ありがとうございました。

朗読録音奉仕者等の表彰者が発表されました。

第50回記念「朗読録音奉仕者感謝行事」表彰者が発表されました。

視覚障害者のための録音図書作りボランティアを顕彰する第50回記念「朗読録音奉仕者感謝行事」(鉄道弘済会、日本盲人福祉委員会主催、毎日新聞社会事業団など後援)の受賞者に全国表彰11人、大臣賞2人、特別功労賞4人が選ばれた。今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で贈呈式は中止されました。

音ボラネット会員の方も複数いらっしゃいます。
おめでとうございます。
心からお祝い申し上げます。

以下受賞者のみなさま

厚生労働大臣賞
鳥生和子さん(西宮市)
文部科学大臣賞
水野順子さん(大阪市)
朗読録音奉仕者・全国表彰
神厚子さん(盛岡市)
王光恵さん(調布市)
坂本清枝さん(大田原市)
伊藤勝子さん(一宮市)
伊藤惠美さん(姫路市)
舩木紀子さん(松江市)
葉室蘭子さん(菊池市)
校正奉仕者・全国表彰
輕部亮子さん(小樽市)
川端治子さん(西宮市)DAISY編集奉仕者・全国表彰
佐藤洋子さん(札幌市)
田中淳さん(盛岡市)特別功労賞
恵美三紀子さん(杉並区)
乙部由香里さん(江東区)
前田綾子さん(枚方市)
今川潤子さん(松山市)

No.493 アンケートから見えてきたこと

近くの遊歩道に、何本もの金木犀が植えられています。
今年は花付きがいいのか、小さな花がびっしり。むせ返るような香りがします。花に酔うとは、こういうことを言うのでしょうか。

秋は、進んでいます。

さて、みなさまには、5月のメールアンケート、それに続く書面でのアンケートと、ご協力をいただきましてありがとうございました。お寄せいただいたものを、一生懸命読んでいる最中です。

集計結果は、12月後半の会報発送に間に合うようにと準備を進めています。ほとんどか、長文ですから、まとめに悩んでもいます。

ところで、視覚障害者等のみなさんの情報保証を、末端で支えているのは、音訳者・音訳ボランティア(以下音訳者)です。

現状、音訳者の高齢化に対して、若い人が入ってこない、定着しないということが続いています。音訳者の減少が、問題になっています。

更にそれに追い討ちをかけるような事態が、生じていることが、アンケートから見えてきました。

PC録音ができる人、その上、自宅録音ができる人となると限られており、一部の人にのみ負担がかかっている。

読める人なのにも関わらず、それに参加できない人が忸怩たる思いをしている。

また、全員で集まることもできず、双方で楽しみにしている利用者との交流会も中止。モチベーションが、上がりにくい状況になっています。すでに、会を辞めた人がいます。

今後何人の人が、この音訳の世界を去っていくのか、多くの方が不安に駆られています。

このことは、音訳界を揺るがす、重要な問題です。至急に手を打たざるを得ない状況ではないでしょうか。

公共図書館も点字図書館も利用者も音訳者も、そして行政の担当者も集まって、対策を考えないといけません。

みなさまからの貴重なアンケートの回答を基に、実態を共有し、話し合えたらと思っています。

No.492 リモートの夏

私たちが日頃お世話になっている、東京ボランティア・市民活動センター(ボラセン)から「夏のリモート・ボランティア2020」(リモボラ)に参加しませんかと、声をかけていただきました。

毎年「夏の体験ボランティア」として実施していたものを新型コロナウイルスの感染予防のために中止。その代わりに「リモボラ」を実施することに。

このコロナ禍で、音訳は厳しい状況下にあり、DAISY図書の完成数は、平時の何割減かになった。

反面、テキスト化プロジェクトへの依頼が、いつもの3倍超になりPJのメンバーがフル回転しているということを、ボラセンの職員の方に話したことがきっかけになりました。

チャレンジ!「本のテキスト化」〜視覚障害者のために!というキャッチコピーで参加することに。運営委員の松倉さんに、白羽の矢をたてました。

参加希望者には、ZOOMで事前ガイダンスを実施。中学生以上、15人程度の参加者を想定。作業後は、当会が最終確認し、それぞれのデータをまとめ、一冊の本をテキストデータとして完成。それを国立国会図書館に提供することにしました。

単なる体験型ボランティアではなく、国会図書館にあげることで、参加者が作成したテキストを視覚障害者等に利用してもらえるというところまでつなげたことで、より多くの参加者が集まったのでしょうか。想定外の希望者数となりました。

急遽、第一弾と第二弾に分け、各20名で打ち切りとしました。

更には、名前をあげれば、誰でも知っている大企業や、外資系の企業9社からも参加希望がきました。社員さんがボランティア体験をするということです。

こちらは、一般募集枠とは別に、9月以降に実施することに。

大変なのは、白羽の矢を立てられた松倉さん。一般枠はともかくも、企業さん相手ということは、普段の活動では、ほとんどないことです。同じ事務局のテキスト化プロジェクト担当の猪俣さんと連携し、更には、ボラセンで企業さん相手のベテラン担当の方から、都度、貴重なアドバイスをいただきながら、涼しい顔で進めてくれています。頼もしいかぎりです。

選書もベストです。ちなみに、一般枠の参加者には、ショーペンハウアー「読書について」,佐藤聖一「図書館の障害者サービス」に決めてくれました。

今後、参加者の中から一人でも一企業でも、このテキスト化を続けてくださる方々が、出てくることを、期待したいと思います。

大切なのは、利用者の読書等の環境への理解を深めていただき、手弁当で支援しているボランティアのことも知っていただけると嬉しいです。

それにしても、当会で単独で企画・募集しても、こうはいきません。ボラセンだからの、一言に尽きます。貴重な機会を与えてくださったことに改めて感謝します。
そしてこの夏、リモボラに参加のみなさまにもお礼申し上げます。

ところで、この模様は、共同通信社の藤田さんに、取材をお願いしました。どこかで記事を見つけた方は、お知らせください。

藤田さんには、いつも協力していただき、ありがたいかぎりです。

コロナと猛暑と、いつまで続くのでしょうか。
負けずに頑張りましょう。