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No.519 訃報

映画「瞽女 GOZE」の監督 瀧澤正治さんがお亡くなりになったという、にわかには信じられないお知らせをいただきました。

最後にお目にかかったのは、今年3月、埼玉県鴻巣市内で開かれた広沢里枝子さんの「瞽女唄コンサート」の会場でした。

舞台挨拶では、映画にまつわる貴重なお話をなさなっていました。

この時、ご挨拶ができて本当によかったです。

小林ハルさんの最後の直弟子である、萱森直子さんから紹介されたと、ボラセンをお訪ねくださいました。

いろいろ楽しい情報交換の後、「ここにこういう方がいらっしゃり、こういう団体があります。みなさん喜んで協力なさいますよ」という私の話を熱心にメモされていた姿が懐かしいです。

2020年の早春に予定されていた完成試写会が、新型コロナウィルスの感染拡大で延期、延期でようやく7月23日、有楽町マリオン朝日ホールで開催された時は、正直ほっとしました。

お預かりした招待券が、なかなかはけず苦労しましたが、会場まで足を運んでくださったみなさんは、とても感動し、一般公開の折には、ぜひ回りに勧めたいと言ってくれました。

映画の最後、エンディングロールの後で、クレジットタイトルというのでしょうか。「協力」という括りの中、大きな団体に混じって「全国音訳ボランティアネットワーク」の文字を見つけた時は、誇らしく涙が出そうでした。

終了後、監督に「素晴らしい映画ができましたね」「ハルさん役の子役さんと女優さんが特に良かったです」とお伝えしました。

「こんな中、たくさんの方に観ていただき‥‥」と嬉しそうでした。

直後、ハルさんの故郷、新潟での上映の様子がNHKのニュースで流れました。

私の故郷でもあり、嬉しくなって監督に電話しました。

「今あちこちの舞台挨拶で、嬉しい悲鳴です!」

そして、「地元のみなさんが本当に喜んでくださって、よかった」とも。

そしてこの頃は、自主上映への会場にも出向かれ、ご挨拶をなさっていました。

漏れ聞こえくる情報では、次回作が動き出した矢先だったとか。

残念としかいいようがありません。

ただただ、心からのご冥福をお祈り申し上げるばかりです。

どうぞごゆっくりお休みください。

No.518 「こころの通訳者たち」好評上映中

試写会に参加するまでは、失礼ながら地味なドキュメンタリー映画って、どれだけの人が関心を寄せてくれるだろうかと、半信半疑でした。

他人(ひと)にすすめるには、まず自身が鑑賞するしかない。

それも、あのシネマ・チュプキ・タバタでと、前日のお誘いにも関わらず、先約を蹴散らし出向いたのでした。

結果、これは多くの人の心を打つはず、地方も含めあちこちで上映され、一人でも多くの人の目にふれることを祈る気持ちです。

私も宣伝しなければと思いました。

タイミングよく、平塚さんから鑑賞券をお預かりしました。先行して観ていただき、先ずは周りのみなさんに薦めてほしいと。

音訳者もそうですが、私が今まで人脈を築き、大切にしてきたみなさま、出版、学校、福祉、行政関係など、関心が高く影響力のある方々に、重点的にお配りしました。
もちろん視覚障害の方にも、聾の方にも。

おかげさまで100枚の鑑賞券を配布することができました。

新聞、テレビなどあちこちから、取材が入ったおかげでしょうか。

すでにご存知の方も多く、続々と感想など寄せて下さっています。

中でも感動を直ぐにと、帰りの電車の中から感想メールを送って下さった方もいます。

シネマ・チュプキ・タバタでの先行上映から始まって、新宿のK’s cinema、そして順次、地方でも公開予定です。

宣伝・拡散し、上映予定のない所に働きかける勢いで、みんなで応援しませんか。

よろしくお願いします。

映画『こころの通訳者たち』

『藤田が行く!! No.514』で取り上げています 映画『こころの通訳者たち』の詳細です。

すでに公開各地で公開されています。
ぜひ、多くの方にご覧いただきたい映画です。

ご覧になられた方々から、好評をいただいております。

映画『こころの通訳者たち』公式サイト (cocorono-movie.com)

越後瞽女唄「さずきもん」東京公演のおしらせ

越後瞽女唄「さずきもん」東京公演
「瞽女の足跡 そのニ」の公演情報です。

日時 12月2日(金)18時30分開演(開場18時)
12月3日(土)14時   開演(開場13時30分)

入場料 全席自由(税込)
1日券 3500円
2日通し券 6000円
(両日の公演内容は異なります)

会場 両国門天ホール

「巡礼おつる、万歳、その他。」
両日共、休憩入れて2時間公演。
※2日間で巡礼おつるの全段を聴くことが出来ます。

詳細は下記チラシをごらんください。

詳細情報   

 

No.517 月刊誌『世界』11月号

夏の盛りのある日のこと。

栗川治先生、松本道子さん、堀江達朗さん、私・藤田が岩波書店の一室で、月刊誌『世界』編集部の大山さんと、岩渕さんにお会いしました。

事の発端は堀江さんが、新しく編集部のご担当になった大山さんに「『世界』全文音訳プロジェクト」のことを説明するために岩波に出向いたのがきっかけでした。

その時、このプロジェクトのことについて、関心をお寄せくださり、関係者と座談会を開きたいとのご提案をいただいたのでした。

栗川先生は、わざわざ新潟から上京され、音訳版誕生前後のお話をされました。当時が懐かしく思い起こされました。

多くの音訳者や編集者の皆さんのおかげでここまで続けてこれたと、感謝です。それぞれの立場で、思いを語り合いました。

ありがたいことにこれらのことが『世界』11月号に記事として掲載されることに。(すでに発売されています)

更には、「座談会 音で読む『世界』 視覚障害者と情報保障」と題し、YouTubeでも公開されています。

ぜひ多くのみなさまに、視聴していただきたいと思います。

「座談会 音で読む『世界』――視覚障害者と情報保障」

8月4日に「座談会 音で読む『世界』――視覚障害者と情報保障」が開かれました。
その内容が月刊『世界』11月号に掲載されました。

また、記事の音訳版がYouTubeで公開されました。
是非ご視聴ください。

「座談会 音で読む『世界』――視覚障害者と情報保障」
(『世界』2022年11月号、260~267ページ)
音訳版 https://www.youtube.com/watch?v=dRpUPbUpxto

*「藤田が行く‼」 もあわせてご覧ください。

No.516 なごや会セミナー

なごや会雇用セミナー2022「公共図書館を目指しませんか!
〜図書館は視覚障害者が働く最も適した職場の一つです」が開かれました。

日本図書館協会を会場に、来場型とオンライン型で行われ、60名ほどの参加がありました。

枚方の服部さんからは、「視覚障害者と図書館の仕事」、久喜の佐藤さんからは、「視覚障害者が公務員として一般雇用される意義」について、お話しがあり、久喜の尾崎さん、千葉の松井さん、日野の中山さんからは、「視覚障害者が図書館で働く事例紹介」がありました。

コミュニケーション力を磨き、さまざまご苦労なさって今日に至っていると感じました。

それぞれ表題通り、いかに視覚障害者が働くに、最も適した職場であるかということがよくわかる発表でした。

特別支援学校の先生が子どもたちに、図書館という職場があるよと、伝えられると話されていたのが、印象に残りました。

私のミッションは、参加者の茅場町の駅から会場までの送迎でした。
千葉からの若い男性。最後の個別相談では、佐藤さんに熱心に話を聞いていました。

直前の申し込みで不安だったけど、送迎をしてもらって助かりました。思い切って直接参加したことによって、佐藤さんや私と出会えてよかったと。

やっぱり対面での新たな出会いは、いいです。

事例発表の尾崎さんは確か3年前のこのセミナーに参加、司書資格を取り、採用に繋がった方です。

テキスト化で音ボラネットに支援してもらいましたと話していました。

明るく元気いっぱいの発表に、充実した図書館での仕事振りが伝わってきて嬉しかったです。

テキスト化プロジェクトのみなさんの丁寧な早い仕事のおかげですね。

尾崎さんに続く人が、今回の参加者の中から出てくることを祈ります。

No.515 岡山、姫路旅

埼玉県立久喜図書館の佐藤さんに、岡山県立図書館から講演の依頼がありました。

「また、岡山に行くけど、どこか近辺で交流できるグループがあれば、立ち寄るよ」とありがたい提案をいただきました。

図書館での研修会テーマ「すべての子どもたちに本の楽しさを伝えたい〜支援が必要な子どもの読書活動を考える〜」に惹かれ、佐藤さんに同行させてもらうことにしました。

数年前、同じ図書館から招かれた時は、私は行かれず、倉敷音訳の会の赤木さんや貝原さんたち、会のみなさんに協力をお願いしお世話になりました。

前日岡山入りし、またありがたいことに、貝原さんに近郊を案内してもらいました。

翌日の図書館での研修会は、Zoom参加と合わせて全体で、30名ほどの参加者でした。

せっかく遠くから佐藤さんを招いているのに、もったいないと感じました。

でも、学校司書、図書館司書そして音訳ボランティアが一緒に情報や意見交換できる場があったのは、よかったです。

私は、あくまで佐藤さんの案内人ということで、発言はできませんでしたが、担任するクラスのお子さんのことで質問された先生には、「わいわい文庫」を紹介したり、子どもの本棚プロジェクトの応募者である、笠岡音訳の会の高丸さんとも話ができました。よかったです。

翌朝、姫路に移動。

「音訳ボランティアグループ サークルさえずり」のみなさんに佐藤さんのお話しをバッチリ聞いてもらいました。

二階の窓越しに姫路城が見える図書館が活動拠点です。

ベテラン、中堅、新人と30人超のグループで仲の良さが伝わってきます。

研修会講師は、内部講師とのこと。

決まった収入があるわけではないなか、助成金などをうまく活用して頑張っています。

録音図書の貸し出しまで担っています。

図書館も人手不足なのでしょうねえ。

音訳者もさまざまですが、図書館もさまざまです。

こういう機会は、滅多にないことです。

近隣の図書館職員、音訳グループにも声掛けし、一人でも多くの参加者を募ることが大切です。

音訳現場の現状を把握し、連携協力すべき時ではと考えているのですが、難しいですね。

「初心にかえって、頑張ります」「もっと話しを聞きたかった」と言ってもらえてよかったです。

終了後には、帰京の新幹線の時間を気にしながら、姫路城へ。

音訳者の中に、お城のガイドをされている方と、歴史好きな方の二人のおかげで、ただ通り過ぎるだけではない、なかみの濃い見学会になりました。

なかなか情報の行き渡らない地方のグループと交流しながら、全体の底上げができる機会があるといいなあと思いました。

その地に出向いてみなければ、見えないことってたくさんあります。

多くのみなさんにお世話になった、岡山、姫路の旅でした。

ありがとうございました。

「録音(DAISY)資料製作に関する全国基準」および「回答集」

音ボラネットでは音声DAISY資料製作の際に原則として「録音(DAISY)資料製作に関する全国基準」をもとにしています。

子どもの本棚プロジェクトでも、製作する前に、この基準を丁寧にお読みいただき作業を始めていただきたいと思います。

全国基準のほかに、質問に対する「回答集」も
ご参考に掲載します。

リンク集にも掲載しました。

どうぞご利用ください。

「録音(DAISY)資料製作に関する全国基準」PDF

 全国基準回答集PDF