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No.486 取材

ボラセンに出向きました。毎日いくつものグループ等が打合せや作業をしたりしていて、活気のあるところです。早く行かないとフリースペースが確保できないこともあります。

はじめ、二人ほど打合せをしていましたが、私の帰り際には、誰もいなくなっていました。いつものフロアがやけに広く感じます。

ボラセンは、今のところ、クローズはしないということでしたが、毎日こんな具合で寂しいと言う職員の方の一言が、今の異常さを語っています。

いつまでこんな状況が続くのでしょうか。

ところで2件ほど続けて、新聞社から取材を受けました。

先ず、毎日新聞社宮崎支局の記者の方からです。地元宮崎の音訳グループが48年間続けてきた活動を、高齢化のために、解散するということを知り、取材を始めた。ついては、音訳全般について教えてほしいと。
遠方のため、電話でのやり取りです。

続いては、産経新聞社の方からでした。こちらは、ボラセンでお会いしました。

読書バリアフリー法について取材をしているとのこと。筑波大学附属視覚特別支援学校の宇野先生からの紹介でということでした。

音訳ボランティアの現状や課題についてお話ししました。

過去に何度か取材を受けてきましたが、今まで「音訳」について、ほとんど縁のなかった方に、少しでも正しく理解した上で、記事にしてほしいと、当然ですが気を使います。

更には、オーバーかもしれませんが、祈るような気持ちにもなります。
「音訳」が取り上げられるということは、一般の読者に、視覚障害者等の読書や学習環境について、認識を深めてもらえるチャンスでもあります。

しかしどういうわけか、「音訳」が広く世間に浸透することは、なかなか難しいようです。何か対策を考えないといけないですね。でもめげずに発信していきたいと思います。

No.485 著作権セミナー

世の中、大変なことになっています。正しい情報の下、正しく理解し、各自ができる努力をするしかないと、単純頭は考えますが、なかなかそうはいかないようです。

当方毎年この時期、花粉症が酷い家族がいるのですが、マスクはおろか、ティッシュペーパーもありません。本人は切実です。
みなさまのところは大丈夫でしょうか。

さて昨年12月、都内日本図書館協会で「音訳者・音訳ボランティアのための著作権セミナー」が開かれました。同様に関西でもということで、本年2月21日に大阪府立中央図書館で開催予定でした。

当会のHPに情報を掲載。でも、参加申し込みが少ないと協力要請がきました。

確か昨11月、この「藤田が行く!」にも、東京と関西での開催をお知らせしています。

奈良の渡辺さん、同じく奈良は生駒の成瀬さん、京都のロバの会の端野さんに電話をしました。

やっぱり、直接話すのが一番ですね。こちらの思いが伝わりやすいです。
みなさん快諾してくださる。ありがたいことです。

こんな時ですから、直前のキャンセルもあったようですが、70名近い方で席が埋まったそうで、何よりでした。そして終了後、嬉しいことがありました。

奈良県橿原市から参加の方から、会場で音ボラネットの存在を知ったということで、個人会員への申し込みがありました。

もうひとつ、ロバの会の端野さんからは、国立国会図書館への登録を進めていると連絡がありました。

私たちのようなまったくの地域ボラにも、こういうことが可能となったということを、知りませんでした。教えていただき、感謝ですと。
ロバの会は、すでに文化庁長官の指定を受けている団体ですので、手続きもよりスムーズです。文芸書というよりは、学習がらみのものや専門書などを音訳、徹して利用者目線で活動しているところです。

国会図書館を通して、より多くの利用者さんに提供できるようになれば、こんな有意義なことはありません。音訳ボランティアのみなさんの励みにもなることでしょう。質の問題についても考えるきっかけになってくれたらと思います。

こういう状況の中、また寒い中、ご協力くださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

『伝えよう!絵本の世界in石川』のご案内

絵本にまつわるセミナーが石川県金沢市で開催されます。絵本の読み語りの基本を学びたい方、絵本に関するワークショップを開いてみたい方など絵本や子どもの読書活動推進に興味のある方は是非どうぞ。

2020年3月1日(日) 11:00~15:30(予定)
北國新聞赤羽ホール(金沢駅よりバス10分)
参加費無料

イベントの詳細は
http://www.mojikatsuji.or.jp/events/forum/2019/07/04/3469/

No.484 馬場村塾

珍しく高田馬場を飛び出して、高円寺障害者交流館での開催でした。参加者92名、懇親会参加者は61名という、いつもの馬場村塾からは、想像もできない一大イベントという様相を呈しています。

「障害を持つ人、持たない人~小手鞠るいがみた障害と社会」
中学生の参加もありで、いつもより若い人が圧倒的でした。また、府中市議会議員、都議会議員も参加。発信力のある人たちには、期待したいです。だれかが、紹介してくださったのでしょうが、ダメ元であちこちにアピールするのは大切です。

私も受け付け担当で参加。懇親会費集めは、かつてない金額で緊張しました。この頃、ほとんど参加できずにいましたが、当初からのメンバーとして少しは、お役にたてたでしょうか。

第一部は、塾長の大川和彦さんから、塾の紹介がありました。続いては、田中恵さんから「楽しく混ざり会う社会」について。

小手鞠さんのお話。
原書房の編集者、相原結城さんからは、「一人の親として思うこと」
小手鞠さんの編集者であり、ダウン症のお子さんのお母さんでもあります。

第二部では、会場との意見交換がありました。

そもそも今回の馬場村塾は、前回のプレゼンターだった田中さんが、小手鞠さんを紹介してくださったということです。「恵さん」とみなさんから親しみをこめて呼ばれている田中さんは、ワシントン州盲人協議会シアトル支部の役員であり、アメリカと日本で活動中です。明るくてチャーミング。そしてバイタリティ溢れる方です。

以前お会いした時に、日本の録音図書は、平板であまり面白くなかったとおっしゃっていたので、再度伺うと、フライト中に聞いたのは、そんなでもなく楽しめたと。個人差があるのねと。

小手鞠さんもアメリカ在住です。作家で「ある晴れた夏の朝」で小学館児童出版文化賞を受賞。その他にも受賞多数。

健常者ってどういう人?障害者には、健常者の差別意識を取り除き、差別から解放して幸せにしてあげると。障害のない人なんていないと思うとも。

ホノルルから8時間半のフライト、時差ボケとおっしゃっていましたが、そんなことは微塵も感じさせない素敵な笑顔でした。

恵さんとエッジの効いたお話しを展開。
参加者全員の背中を押してもらったような気がしました。

大川さんと恵さん。恵さんから小手鞠さんとご縁がつながった活気ある楽しい会でした。私も懇親会で素敵なご縁をいただきました。次につなげていきたいです。

音訳者をさがしています

お引き受けいただける方が見つかりました。
ご協力ありがとうございました。

『労働運動入門~日本国憲法と資本論を学び戦いに勝つ~』(学習の友社刊)ページ数は133ページです。
大阪在住の方が録音図書(音声DAISY)を希望しています。
サピエか国立国会図書館にデータをアップすることを想定しています。
いつも大量の音訳を希望しているので、地元、図書館にも断られているそうです。

ご協力いただける方、ご連絡(info@onyaku.net)をお待ちしております。

著作権セミナー(関西圏)のお知らせ

藤田が行く!!No.480で参加報告いたしました『著作権セミナー』が関西でも開かれます。
詳細は以下に記します。関西圏の音訳者のみなさま、お誘いあわせの上、多くの
みなさまにご参加いたいだけますよう、情報共有をお願いいたします。

「音訳者・音訳ボランティアのための著作権セミナー」のご案内

主催 日本図書館協会  企画・運営 障害者サービス委員会

2019年1月施行の改正著作権法とその政令により、音訳ボランティアなどによる障害者サービス用資料の製作がより円滑にできるようになってきました。

音訳者・音訳ボランティアがよりよい録音資料を製作するために、また政令による指定グループになるためにも、著作権法の正しい理解と具体的な取り組み方法を知ることは重要です。

日本図書館協会(障害者サービス委員会)では、音訳者・音訳ボランティアのための著作権セミナーを計画いたしました。公共図書館の長い録音資料製作のノウハウも生かしながら、音訳ボランティアに必要な著作権法を具体的に案内します。多くのご参加をお待ちしています。

※東京で開催の同セミナーと同じ内容で関西にて開催します。

1 日時、会場、定員

(1)日時 2020年2月21日(金) 10時00分~16時50分
(2)会場 大阪府立中央図書館 2階 大会議室
     (荒本駅(近鉄けいはんな線)1番出口から北西へ約400m)
(3)定員 70名(先着順)

2 対象
  録音資料を製作している音訳者、音訳ボランティア
(録音資料を製作している図書館の職員の方はご相談ください。)

3 内容、タイムスケジュール

9時30分  受付開始
10時00分  開会、あいさつ
10時05分 「あなたの著作権知識のチェック」 
10時20分  「視覚障害者等の最近の読書環境」杉田正幸(日本図書館協会障害者サービス委員会関西小委員会委員長)
11時00分 「著作権法の考え方とその概要」文化庁著作権課
12時00分 昼食、休憩(60分)   
13時00分 「音訳ボランティアに必要な著作権法条文とその解説」杉田正幸(日本図書館協会障害者サービス委員会関西小委員会委員長)
14時00分 「実際の音訳活動で注意してほしいこと」 杉田正幸、山田友香(障害者サービス委員会)
15時00分 「政令指定グループへの登録を考えている方のために」 田中俊洋(国立国会図書館関西館)
16時10分 質疑応答等
16時40分 修了証の授与、閉会

4 申し込み方法等
 (1)参加費 1,000円(資料代を含む) 当日徴収します。
 (2)申し込み方法

日本図書館協会障害者サービス委員会事務局あてに以下の項目を記載し、メールかFAXでお送りください。
メールの場合は、件名を「音訳ボランティアのための著作権セミナー(関西)申し込み」としてください。

※申し込みの受付については定員を超えて参加できない場合のみ連絡します。

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 ・氏名(フリガナ)
 ・所属(所属している音訳グループなどがある場合)
 ・連絡先(メールアドレスまたは電話番号)
 ・受講する会場(関西)
 (駅からの送迎、点字資料などの障害による配慮が必要な方は具体的に書いてください。)
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   (3)締切 2020年2月11日(火) ※定員になり次第締め切り

問い合わせ・お申込み
 公益社団法人日本図書館協会 障害者サービス委員会事務局(三浦)

〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14
TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841
メールアドレス info@jla.or.jp (スパム対策のため@を大文字にしてあります)

No.483 最終サポート

今年の最終サポートは「全国視覚障害教師の会(JVT)」の冬季研修会での参加者のサポートでした。12時に高田馬場駅早稲田口集合から始まり、夕食会終了までという依頼でした。

しかし、私は3時30分まで、事務局の鶴岡さんと松本さんが夕食前までと、何だか中途半端なサポートで申し訳ない気持ちでした。

今回、代表の藤本先生が、英語のディベートへの参加生徒の引率と重なり、残念ながら欠席でした。藤本先生からは事前にメールで事情説明とみなさんに託す思いを述べられていました。

副代表の南沢先生の挨拶で、そのことに触れ現場で根を張るということからも大事なことと言われていました。和歌山の大前先生、大胡田先生、南沢先生等、若手の先生方がしっかりリードしている姿を頼もしい思いで拝見しました。

大前先生、大胡田先生重田先生は聖火ランナーに選ばれたという嬉しい報告がありました。アクティブですね。

さらには、今年の全国盲学校弁論大会で優勝したのは、福島県立盲学校の常松桜さんでしたが、その指導に当たられたのが、同校の渡辺先生でした。その報告を、興味深く伺いました。

また、教師を目指す視覚障害大学生も参加。明るい話題がたくさん。

中途半端ながら、参加させていただいてよかったと思いました。

ところで、先日「音ボラネット通信」第38号を発送しました。ありがたいことに、内外から思いもかけず、たくさんの反響がありました。特に別刷りで同封した、上記JVT前代表重田先生の「台風避難記」に対してでした。

ぜひ、一人でも多くの人に読んでほしいとの思いを共有していただき、嬉しいかぎりです。

一年間このブログに対し、感想や励ましの言葉をお寄せくださり、本当にありがとうございました。

令和元年が間もなく終わります。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。

来る年も、あちらこちらで幸せの花がたくさん咲き誇りますように。

音ボラ通信第38号発行!

24日(火)会報「音ボラ通信第38号」を発行しました。クロネコ便でお手元に届きます。週末までに届かない場合は事務局までお知らせください。

今年もみなさまのご協力により総会をはじめいろいろな事業をすすめてまいりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

みなさま、よいお年をお迎えください。

TVAC情報誌「ネットワーク」掲載原稿

東京ボランティア・市民活動センターから毎月刊行されます情報誌(10月号)に藤田代表の原稿が掲載されました。ホームページにも掲載して多くの方に読んで欲しい欲しいというリクエストにおこたえしました。

「音訳ボラの現状とこれから―視覚障害者等の情報保障のために」
藤田晶子(全国音訳ボランティアネットワーク)

音訳の難しさ
今、これをお読みくださっているみなさまのなかに、音訳についてご存知の方はどれくらい、いらっしゃるでしょうか。朗読なら知っているけれど、という方がほとんどではないでしょうか。
音訳とは、視覚からの情報が80%以上と言われるなか、活字の出版物等を目で読むことが困難な視覚障害者(利用者)のために、文字情報を適切に音声に置き換えることです。
1957年、ある教会の婦人部が、当時の筑波大学附属盲学校の生徒に、カセットテープで録音したものを提供したことが、音訳の始まりと言われています。
ところで、文字情報を音声に変えるということは、声に出して読める人なら、だれにでもできるような簡単なものではありません。活字で書かれた内容を活字を見ていない人に音声だけで、正しく伝えられるでしょうか。
そもそも、大部分の活字の本は、音声化されることを予期して書かれていませんし、更には、書き言葉というメディアを、音声というメディアに変換するということは、イコールにはなり得ません。
また、点字のように規則に従って正確に打てば、誰が打っても正しい本ができあがるのとは違う難しさもあります。
そして、1冊の本を音訳するには、相当な時間がかかります。早くて3ヶ月、半年はざらで1年以上かかることもあります。
下読みをし、次に下調べ(調査)、いざマイクの前へ。読了後は自身でモニター、続いて第三者が校正し、不具合があれば、音訳者に戻されて読み直しというような過程を経て、ようやく録音図書の誕生となるわけです。これ以上早くというのは、無理かもしれません。
視覚障害者と一言でいっても、生来の全盲の人、病気や事故で中途で失明した人(中途失明者)、ロービジョンの人(弱視者)に分かれるでしょうか。
当然ニーズはさまざまです。
2010年に、「サピエ図書館(電子図書館)」が誕生し、登録すれば、利用者は24時間いつでもダウンロードできるという便利なものができました。
しかし、国立国会図書館の蔵書数は約969万タイトル。「サピエ」の音声データは約9万タイトル(点字データは約19万タイトル)です。また、国内で年間出版されている書籍・雑誌は約8万タイトル、それに対し年間に音訳される資料は約7千タイトルです。いうまでもなく圧倒的な情報不足です。
さて、60数年に及ぶ音訳の歴史の中で、その発展を支えてきたのは、家庭の主婦たちでした。自前で録音機材を買い揃え、あちこちの音訳講習会や研修会等に足を運び、日々精進を重ねて自身のスキルアップに励んできました。
その音訳ボランティアが高齢化し、減少傾向にあります。音訳者の募集をしても、若い人が集まりませんし、育ちません。「こんなに大変なものだとは思わなかった」、「ボランティアをする時間があるなら、働きたい」
時代は変わりました。時代は、IT革命からAI革命に移っているそうです。音訳者の代わりにAIが活躍する日が来るのは、そんなに遠いことではないのかもしれません。

ボランティアこそのフットワーク
それはともかくとして、「情報は、早くなければ情報ではない」という人たちにとって、音訳に頼りきっていては間に合わない現実があります。
特にロービジョンの人のなかには、原本をスキャンし、テキストファイルに変換し、パソコンの音声読み上げソフトを使って、合成音声で本を読んでいます。
一言で言うなら、こういうことなのですが、これをロービジョンとはいえ、一人でこなすのは、大変なことなのです。ましてや、全盲の人はなおさら、想像を超える苦労です。出版社がデータを提供してくれればいいだけの話なのですが。
当会でも東日本大震災の直後、高知の利用者からの一本の電話でテキスト化に挑戦。音訳とは違う取り組みに戸惑いつつも、全国の会員が試行錯誤しながら今や、引きもきらない依頼をさばいています。図や表やイラスト、写真がでてきたら、読み上げソフトでは対応できません。私たちが読み原稿を作り、本文中に挿入しないといけません。これは日頃、音訳で培ってきたスキルですから、音訳とは関係のない活動というわけではありません。近年、依頼が確実に増えているにも関わらず、図書館等の取り組みは遅れています。その図書館から、手弁当で活動している当会にテキスト化講習会への講師派遣依頼がきます。フットワークの軽いボランティアにも限度はあります。
でも矛盾しているようですが、目先の困っている利用者のことを思えば、頑張るのもボランティアです。

ツールのデジタル化と行政の役割
一方、ここに来てずいぶんと法の整備が進んできました。
著作権法の改正、そして読書バリアフリー法の施行と続いています。
音訳ボランティアにとって、著作権がネックとなり、同じように時間も労力も使い製作した録音図書が死蔵されている音訳グループがあります。それが、文化庁長官の指定を受け、国会図書館に納められるようになりました。長年の運動の賜物です。
また受益者は、視覚障害者等となりました。この「等」の部分は、視覚障害者のみならず、寝たきりや上肢障害などの身体障害者、学習障害者が含まれます。正に利用者の拡大ということになります。ここで課題は、目に障害のない利用者が聴いても違和感のない読みを考えるべきなのではないでしょうか。
点訳から始まり音訳へと続き、今ではテキスト化が重宝されていますが、更には、マルチメディアDAISYというツールがあります。
特に学習障害の子ども達に、今もっとも有効な手立てと言われているのが、このマルチメディアです。
音声とその部分のテキストや画像等がシンクロして出力され、パソコンを使って利用するものです。この音声に関しては、合成音声でも作られていますし、肉声もあります。
せめて小学生くらいまでは、正しいそして、美しい日本語を子ども達に伝えたいと、音訳者の肉声を使った音源を提供しているものもあります。
このマルチメディアDAISYの製作は、なかなかハードルが高く、製作メンバーも少ないがために、教科書作りに特化されています。それもほとんど無償に近いボランティアです。その上必要なのは、教科書だけではありません。優れた児童書や絵本も必要です。そのどちらも、全く足りていません。お粗末な現状です。正に文科省が対応すべきことです。
更には数年前、ある盲学校の生徒の大学受験に際し、音訳とテキスト化で支援。すでに今は、大学院に進んでいますが、支援は続いています。
各大学には、学生支援室があるようですが、充分ではないようです。
更に本年6月からまた、大学を目指す盲学校生の教材や参考書のテキスト化での支援が始まっています。
地元のボランティアグループや図書館などで断られ、保護者が必死でサポートしてくれるところを探して、当会にたどり着いたものです。前述の大学院生が卒業した盲学校のいわば、後輩ですが、学校からは、情報の提供はなかったようです。私たちのテキスト化の原点となった、高知の利用者も私たちに出会うまで、あちこちに断られ続けたということでした。
盲学校も各図書館も社協もボランティアも情報を共有し連携しなければ、困難を抱えている利用者に速やかな対応はできません。
また、ここに聞けば、視覚障害者等のことは、すべて解決できるというハブ的な存在が必要です。
最後に、こういう時代ですから、行政にお願いしたいのは、無償のボランティアではなく、ぜひとも、予算化して有償ボランティアとしてもらいたいということです。情報保障は、行政のやるべき仕事です。
「読書バリアフリー法」に期待し、絵に描いた餅にならないよう注視していきたいものですそして、利用者を筆頭に私たちも、視覚障害者等の現状をどんどん発信していきたいと思います。

以上です。