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第111回全国図書館大会愛媛大会のご案内

公益社団法人日本図書館協会等が主催する「第111回全国図書館大会愛媛大会」が10月30日・31日に開催されます。コロナ以降、二度目のリアル参加が中心の大会になります。
テーマは「図書館が 彩る未来 伊予路から」です。
1日目は全体会(アトラクション、開会式、表彰式、基調報告、記念講演等)を愛媛県県民文化会館で開催します。
2日目は第1分科会から第10分科会まで10の分科会が開催されます。
障害者サービスに関係する分科会は愛媛県視聴覚福祉センターで午前に第8分科会 インクルーシブな図書館 障壁のないインクルーシブな読書環境の整備に向けて
午後に第9分科会 障害者サービス 四国からー読書バリアフリーを進めるためにーが開催されます。
午後の障害者サービス分科会では、図書館の障害者サービスを行う上で重要な国立国会図書館の障害者用資料検索(みなサーチ)と全国視覚障害者情報提供施設協会のサピエ図書館の活用方法について紹介します。
開催地の四国では、県レベルではこれまでに、徳島県が「徳島県読書バリアフリー推進計画」を、高知県が「高知県読書バリアフリー計画」を策定しました。計画を策定している二つの県から視覚障害者情報提供施設(点字図書館)と公共図書館に事例を発表いただきます。
第8,9分科会の会場では「障害者サービス資料・機器展示及び体験」も行います。
公益財団法人 文字・活字文化推進機構「読書バリアフリー体験セット」、日本図書館協会「障害者サービス用資料セット(展示・研修用)」や愛媛県視聴覚福祉センターの協力をいただきDAISY対応再生機の展示も行います。
また、特定非営利活動法人 全国視覚障害者情報提供施設協会のAmazonのスマートスピーカーで使える「サピエ図書館」スキルを体験していただけます。
事前申込は9月30日までです。是非ご参加ください。
詳細は以下のページをご覧ください。

第111回 全国図書館大会愛媛大会ホームページ
https://111th-library.com/

第9分科会 | 第111回 全国図書館大会愛媛大会
https://111th-library.com/%e7%ac%ac%ef%bc%99%e5%88%86%e7%a7%91%e4%bc%9a/

第8分科会 | 第111回 全国図書館大会愛媛大会
https://111th-library.com/%e7%ac%ac%ef%bc%98%e5%88%86%e7%a7%91%e4%bc%9a/

大会参加申込
https://111th-library.com/%e5%a4%a7%e4%bc%9a%e5%8f%82%e5%8a%a0%e7%94%b3%e8%be%bc/
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シンポジウムのお知らせ

シンポジウム「写真は触って分かるのか?―『目の見えない人と見える人が共に世界を知り楽しむ立体カメラ開発』に向けて―」

(3D4SDGsプロジェクト第12回シンポジウム)

2025年度より私たちはキヤノン財団の助成をいただき「目の見えない人と見える人が共に世界を知り楽しむ立体カメラ開発」研究プロジェクトを開始しました。

今回のシンポジウムでは本プロジェクトの目標や我々のこれまでの開発成果を紹介します。

また、視覚障害者が写真を楽しむためのワークショップ的トークを行います。

今回の取り組みは、JST(科学技術振興機構)のご支援の下2019年より3D4SDGsプロジェクトと称して行ってきた研究の延長線上にあり、シンポジウムとしては第12回となります。

このシンポジウムシリーズでは定番の3Dモデル事前郵送提供も準備しています。

詳しくは以下の案内をご覧ください。

日時: 2025年9月23日(火)14時から16時半(終了時刻は予定)

参加費: 無料

開催形式:オンライン開催(Zoom 使用)

主催: 大学入試センター南谷和範研究室、
大阪公立大学岩村雅一研究室

スペシャルアドバイザー:
いけがみ眼科整形外科 眼科専門医 澤崎弘美先生

プログラム

14:00-14:30 趣旨説明: 「目の見えない人と見える人が共に世界を知り楽しむ立体カメラ開発」プロジェクトの背景や描く未来の姿について説明します。

14:30-15:00 現段階の開発成果: プロジェクトで技術開発を担当している岩村研究室から実例を用いて写真レリーフ化の状況を紹介します。

15:00-15:10 休憩1

15:10-15:50 視覚障害者の視覚障害者による視覚障害者のための物の見え方の説明(1): 物の見え方についての健常者の説明は、視覚障害者にとって分かりづらいことが少なくありません。

他方で見える様子を写し取る写真を楽しむためにはこの難問にも取り組む必要があります。

そこで、自信視力0の視覚障害者である研究代表者南谷が、視覚障害者にとっても納得できる見え方についての解説に挑戦します。

(かなり冒険的な企画であること、予めご承知おきください。)

15:50-15:55 休憩2

15:55-16:15 質疑応答

16:15-16:30 情報コーナー、事務連絡

参加申し込み

申し込みは、9月16日までに

  1. メールアドレス
  2. 氏名
  3. 所属(居住地、勤務先など任意)

を記載して

3d4sdgs+sympo12@gmail.com

宛メールでお願いします。あわせて

  1. このシンポジウムの情報をどこで知ったか

教えていただけると参考になります。

9月21日までに、お知らせいただいたメールアドレスへ参加に必要となるZoomのミーティング情報を送信します。

シンポジウム当日に取り上げる3Dモデルを予め希望者に郵送することを計画しています。

郵送を希望される方は、前述の氏名・メールアドレス等に加えて

  1. 視覚障害の有無
  2. 送付先住所・電話番号

をお知らせください。

ブラウザで申し込みを行いたい方は

https://forms.gle/noARdENU6MtTU91PA

からお願いします。

注意事項

* 3Dモデルの送付を希望する方は9月9日までに申込ください。 送付は視覚障害のある希望者を先着順で優先して取り組む予定です。その他希望者の方は可能な範囲での対応となること、ご容赦ください。

* ウェブの申し込みフォームは、Googleアカウントでログインしていない状態で操作している場合などに、送信時に認証を求められることがあるようです。この場合、画像の選択か聞き取った英語音声の入力が必要になりますので、ご注意ください。

* 申込時に提供いただいた情報は、シンポジウムの実施に関わるやり取りと3Dモデルのニーズ分析やプロジェクトの広報などのための統計的情報として利用します。

* 当日は、主催者側でシンポジウムの撮影・録音を行う場合があります。 予めご承知おきください。

参考:

プロジェクトインスタグラム: https://instagram.com/3d4sdgs

情報配信申込 https://forms.gle/GfzDGNpBbWC3aSY4A

「目の見えない人と見える人が共に世界を知り楽しむ立体カメラ開発」は

キヤノン財団「良き未来を拓く技術」

の助成に寄り実施されます。

本シンポジウムは科研費基盤研究(A)21H04419の共催により開催されます。

シンポジウム12チラシ_20250818更新版

青木陽子氏 講演会のご案内(久喜市音訳の会コスモスライブラリーからのお知らせ)

団体会員 『久喜市音訳の会コスモスライブラリー』から
結成40周年記念講演会のお知らせが届きました。

11月29日(土)14時~16時です。
会場は ふれあいセンター久喜(久喜市青毛753-1)です。

講師の青木陽子先生は全盲の日本語教師です。
藤田が行く‼ No.553で取り上げていますので
ご覧ください。

詳細はこちら⬇

コスモス40周年講演会チラシ

 

 

No.587 YouTubeを視聴

第13回「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に係る関係者協議会」の動画配信について、筑波大学附属視覚特別支援学校の宇野和博先生から、お知らせをいただきました。

13回とありますが、私は初めての視聴でした。

先ずは各省庁からの報告です。

厚労省、文科省、総務省、経済産業省、国立国会図書館と、実にさまざまなところが関わっています。

「視覚障害者等の読書環境の整備に関する計画」の策定は、都道府県や指定都市では、進んでいますが、中核市では、遅れています。

法令にたいする理解がすすんでいません。読書バリアフリー法が、施行されてすでに6年。更なる全国への普及・啓発が急がれます。

点字図書館や公共図書館への周知は、当然。
図書館職員の利用者に対する正しい理解が必須。
「視覚障害者等」の「等」のディスレクシアや上肢障害などへの理解が不足していると、委員の方から指摘がありました。

また、日本点字図書館や全国視覚障害者情報提供施設協会からの事例等の報告もありました。

特に音訳ボランティアの現状に対する各省庁のみなさんの認識は、いかほどでしょうか。

高齢化、減少化について、特に全視情協の川崎理事長から言及がありました。

が、具体的にはというと、どなたからも意見も感想も質問も出ませんでした。

高齢化や減少化が、止めようもないことならば、今でも十分聴きやすいAIの更なる進化を待つということなのでしょうか。

施行後、ずっと17条に関しては、特別な思いを持って注視してきました。

現状は、難しいのですね。

ボランティアではない別のやり方、言うは易し。では具体的にはどうするのかが、明示されなければ、絵に描いた餅!ですね。
自分たちのことは、自分たちで考えろ!ということでしょうか。

今まで、こういう協議会は年に1回だったようです。ようやく今年度はこのあと、年末年始に2度ほど開催しますと。

宇野先生から、歓迎の声があがりました。

今後、あまり期待せずに、私たちはできることを進めていきましょう。ボランティアは、偉大です。

会報「音ボラネット通信」55号発行しました。

本日(8月26日)、大変お待たせしましたが 会報「音ボラネット通信」第55号を発行し、発送しました。

ゆうメールを利用しているのでお手元に到着まで時間がかかります。早くても9月にずれ込む予定です。気長にお待ちいただきますようお願いいたします。

テキスト版をご登録されている方々には28日夜までには送信いたしますので、ご了承ください。

総会のご報告も兼ねて28ページの特大号になっています。
事務局で時間をかけて、頑張りました。
グループ内でも一人でも多くの方にお読みいただければ
幸いです。

なお、28ページに、今回の第10回総会に参加されなかった会員のみなさまに
次回の20周年記念総会に向けてのアンケートがあります。
QRコードから送信できますので、ご協力よろしくお願いいたします。

★★★本日の発送作業に猛暑の中ボラセンに駆けつけてくださったみなさま

ほんとうにありがとうございました!!!
スタッフ一同 この場をおかりして御礼申し上げます。

 

【情報募集】CDダビング 不具合のご相談

「DAISY図書をCDに書き込み、コピーしたものに不具合が発生して困っている」というご相談が寄せられました。

みなさんからの情報を募ります。
事務局までお知らせください➡(info@onyaku.net)
@は半角に置き換えてください。

ご相談内容

・広報のDAISY版(CD-RW)を製作していますが、毎回、音飛びするものやCD-RWがCDプレイヤーなどで認識されないようなものが数枚程度出来てしまい困っています。(約40枚中数枚に出現)

・シナノケンシ社製のプレックストーク レコーディングシステムPro(PRS)で録音・編集・マスターCD-Rを作成しております。

・数年前からCD-RWへのダビングがうまくいかない例が増え、なかなか解決策が見つからない状況です。

・マスターCD-Rは、PRSで作成した音声ファイルを、無料ソフトを利用して、空き領域がない状態になるようにCD-Rに書き込んで作成しています。

・CD-RWには、使用開始年月を書いて、回収時には専用の布で拭き、古くなったものについてはキズの状態などを見ながら廃棄するようにしています。

・ただし、ダビングで不良になるものの中には、新しいものも含まれています。

・ダビングでの不良品の中には、パソコン、プレクストークでは再生できるが、CDプレーヤーで認識されないと言うようなものがあります。

No.586 2025年度 視覚障害教科教育研究会

全日盲研が終了した数日後に、大分市内で二日間にわたり、上記、研究会が開かれました。

元筑波大学の鳥山由子先生からお誘いいただき、オンラインで参加しました。

初日の「盲学校の先生方にたくしたい思い」と題しての青木隆一先生の講演は、全日盲研と同じく、盲学校と先生方に対する熱い思いが伝わってきます。

教鞭をとられる2校の学生へのアンケート結果から、盲学校や視覚障害者に対する正しい理解が不足しているということが、明らかになったと。

このことは、音訳に対する世間の見方と同じだと思いました。

お互いに広く発信していくことが大事です。

盲学校の在籍者数の減少に対し、「少人数教育推進校」として、盲学校の強みにしていきましょうと、あくまで前向きです。

また人事異動は、制度として絶対になくならないならば、異動を前提とした専門性向上の取り組みを、とも。

貴重なお話でした。

二日目の鳥山由子先生の「内容の本質を踏まえ視覚障害の特性に配慮する教科の指導」も、とても勉強になりました。

子どもにとっての授業とは

⚪︎わかる楽しさ 自分にもできるという喜びを実感する場

⚪︎友だちと切磋琢磨して学ぶ 意見を交わす 考える 共感する場

⚪︎視覚障害による困難を軽減 克服する手段を学ぶ場

ということが、印象に残りました。

鳥山先生は、視覚に障害のある児童・生徒に対する科学教育プログラム「科学へジャンプ」を長年牽引なさってこられた方です。

その他の視覚障害当事者の先生からの発表もありましたが、点字は、詳しくありませんので、理解が追いつかない部分が多く、申し訳ありませんが、ここでは、割愛させていただきます。

全日盲研とは違った角度からの研究会でした。

いずれにしても、視覚に障害のある児童・生徒の学びは、私たちの想像を絶するものがあると感じました。

指導なさる先生方には、より一層の専門性が求められるのではないでしょうか。

私たちは、そういう現状を知った上で、何ができるのか、考えていかなくてはなりません。

会報発送作業(8月26日)のお手伝いを募集します

暑中お見舞い申し上げます。

8月26日(火)に、会報「音ボラネット通信55号(特集第10回総会報告)」を発行・発送します。

発送作業のお手伝いを募集いたします。

活動拠点の「ボラセン」で10時から概ね12時頃までの予定です。
ご都合のつく時間帯で結構です。お力をお貸しいただければ助かります。

ご協力いただける方は事務局 info@onyaku.net にメールで
ご一報ください。