「瞽女さの春」観に行ってきました。
広沢里枝子さんからの、広沢さんやお師匠さんである萱森直子さんが、出演する映画という紹介だけで、映画の背景や内容、まして監督のことも知らずに出かけました。
増山麗奈監督のお母さま(良子さん)が、書かれた絵本「瞽女さの春」が原作とのこと。
上越市で生まれ育った良子さんが、幼い頃に出会った「瞽女さ🟰サトさあ」との触れ合いを描いたものです。
忙しく農作業に追われる日々、テレビや映画など娯楽のない時代「瞽女さ」の来訪を心待ちにし、暖かく迎い入れる村人との交流。
越後の雪の風景や方言を懐かしみつつ、わずか20数分のものでしたが、心にあたたかさが残る作品でした。
奇しくもたくさんの新潟にご縁のある方々に寄って作られた映画です。
子役の2人も、頑張っていました。
広沢さんのセリフがあまりに自然で、さすがと思いました。
広沢さんが、民家の軒下で三味線を打ち鳴らしながら唄う門付けの場面が、印象に残りました。
1人でも多くの方に観てもらいたい、そして、「瞽女さ」のいた時代に思いを馳せてもらえたらと思いました。
増山監督には、副音声について話し、「シネマ・チュプキ・タバタ」のこと、オーナーである平塚千穂子さんのことを紹介させていただきました。