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No.522視覚障害児のための「科学へジャンプ地域版フォーラム2022」

昨12月24日に筑波大学附属視覚特別支援学校で、こちらも3年ぶりに上記フォーラムが開催されました。

「コロナ感染によるクラスターなど発生させてなるものかと、生徒も先生も日々頑張って過ごしています。寄宿舎の生徒が全員、ホームに帰省した時点での開催となりました」と鳥山由子先生からお話しがありました。最大限の配慮をしての開催です。

午前中は、国立民俗学博物館の広瀬浩二郎の講演です。

コロナ禍であろうがなかろうが、広瀬さんは常に「さわる」を意識します。

演題は「ウォーキング・イズ・ワーキング」

ウォーキング(歩くこと)は、ワーキング(頭と体を働かせること)なりと。

広瀬さんのお話しは、いつも刺激的です。

常識にとらわれていては、ダメということでしょうか。

さて午後からは、「視覚障害児の特性を生かした科学体験活動の継続と発展のためにーwithコロナの時代における、科学へジャンプ地域版の役割ー」

それぞれの地域の実行委員会からの話題提供がありました。

コロナ禍での開催は見送り、2022年に何とか再開。その時工夫した点、苦慮した点などが報告されました。

こういうことを経験した子どもたちとそうでない子どもたちの差は大きいと思います。

授業では、補いきれない貴重な活動を何としても持続させていただきたいと思います。しかし活動資金の問題、人材の確保などは、とても重要で難しい問題です。

民間のこういった活動には、つきものの課題ではないでしょうか。当音ボラネットも同じ問題を抱えています。

今回もまた、懐かしい再会と新しい出会いがありました。

児童書の音訳を始めるに当たり、鳥山先生が何人もの先生方を紹介してくださいました。

その後、選書等などさまざまアドバイスをいただくことができました。

その中の広島の樋口先生、筑波大学附属視覚特別支援学校の松田先生、半田さん、直接お礼をお伝えできてよかったです。

また、早稲田大学の地神先生とも懐かしい再会でした。

飯田橋にお訪ねくださった折、お話しのあった学生さんも、もう4年生だそうです。大学院進学の希望もあるそうで、一歩いっぽ、確実に進んでいます。嬉しいかぎりです。

また「月刊視覚障害」の「言葉で描く絵画」シリーズで、本年お世話になるアーティゾン美術館の細矢さんにお目にかかれたこともありがたかったです。

対面開催の大きな喜びの一つです。

今年こそ、さまざま対面での開催が増えていくことを期待します。

No.521 なごや会例会

明けましておめでとうございます。
2023年が私たちのスキルを存分に発揮できる年となりますように。
今年もよろしくお願い致します。    藤田

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公共図書館で働く視覚障害職員の会(なごや会)の例会が昨年12月半ば、3年振りで対面で開かれました。

お昼過ぎに、京都駅に到着。近鉄京都線に乗り換えました。
新祝園駅から迎えのバスで、けいはんなプラザホテルへ。

地元の杉田夫妻が、参加者のリクエストに応え、本場の柿の葉寿司を用意してくれました。一番有名なお店のものだそうです。
手でも食べられますし、量も丁度よかったし、美味しかったです。ベストチョイスでした。

その後は、ホテルの会議室で、Zoom併用の総会です。私は慣れない議長を仰せつかっていました。ボケボケでしたが楽しかったです。
みなさんも、笑顔でした。やっぱり対面に勝るものはありません。
新役員も承認され、総会が無事終了。

コロナ禍ということで、すべて個室、いつも大いに盛り上がる宴会もなし。実行委員の宮﨑さんも気を使います。

ホテル側も団体客であるなごや会に、さまざま配慮してくれました。

翌日は、国立国会図書館関西館へ。

ホテルからは、歩いても10分位。でもホテルのバスで案内してもらいました。
関西館は関西文化学術研究都市の中にあります。関東で言えば、つくば市のような所ですね。

先ずは、見学。閲覧室は地下1Fにあり、サッカー場と同じ広さとのこと。ほとんどの座席には、端末が置かれています。

アジア情報室には、名の如くアジアに関する参考図書特に雑誌、新聞の多さに驚きました。

広いし、ガラス張り。冬は寒く、夏は涼しいのでしょうか。

全体的には、環境に配慮した建物ということです。なかなかスタイリッシュな建物ではあります。デザイン性を優先することというのは、果たして利用者には、優しいのでしょうか、考えてしまいました。

さて、見学の後は、障害者用資料検索の実習です。新しいシステムの実習ということです。利用者にとって少しでも、使い易いものになるといいです。

私たちの特に児童書を今、関西館に音源を提供しています。感慨深く、見学・勉強させていただきました。

図書館協力課のみなさまには、大変お世話になりました。ありがとうございました。

音訳者のみなさんといつか、関西館の見学ツアーでも組めたらいいですね。

新春の夢です。

明けましておめでとうございます。

昨年同様、本年もどうぞよろしくお願いいたします!

子どもの本棚プロジェクトも参加者を新たに募集しています。
詳細は先月発行の会報でお知らせしております。
ご応募お待ちしております。

また、7月には総会も予定されています。

引き続きみなさまのご協力をお願いいたします。

音訳者募集です!(音訳者決まりました!)

障害をお持ちで都内の自宅でお過ごしの青年から依頼です。

国立国会図書館に音声DAISY(合成音声)等がありますが、人の声の本をご希望です。
CDで郵送をお願いします。
メディア代、送料は請求できます。

書籍名:心の出家「変わらぬ日常をもっとラクに生きるあなたへ」
著者:草薙龍瞬
ページ数:220P
希望納期:2023年4月中旬希望(原本がお手元に届く1月12日頃から3ヶ月)
自己モニターでOK

音訳をしてくださる方、事務局(info@onyaku.net)までご連絡お願いいたします。

会報47号発行しました。

昨日(12月21日)会報『音ボラネット通信No.47を発行しました。
近日中にお手元に届く予定です。
1週間たっても未着の方は、事務局(info@onyaku.net)までご連絡ください。
今号には来年度の「子どもの本棚プロジェクト」の募集も掲載しています。
データのやりとりをメールでしますので、今回の応募はメールのみです。
今年度ご応募いただき、児童書製作にご協力くださった方々も、お手数ですが、あらためてご応募ください。
よろしくお願いいたします。

リンク集に「SARTRASの手順」を掲載しました!

会報45号でもお伝えしましたが、図書館でなくてもボランティア団体等が、国立国会図書館へ障害者向け資料を提供できるようになりました。

国会図書館へ提供した資料は、全国の、通常の活字による読書が困難な方々に利用していただけます。

きちんとした仕様で製作した資料を、より多く、利用者にお届けしたいものです。

音ボラ会員中サートラス登録団体は、今現在34あります。

No.520 瞽女唄コンサート

越後瞽女唄「さずきもん」東京公演を聴きに行ってきました。
会場は都内両国にある小ホールです。

晩年、最後の瞽女として脚光を浴びた小林ハルさんに瞽女唄を習った萱森直子さんのお弟子さんたち「さずきもん」の6名が集まりました。

全盲の広沢里枝子さんの応援!というのが私の本音。

6人も集まると、それぞれの個性が面白いと思いました。

全員で唄う「夢和讃」は、迫力がありました。

さすが広沢さん、変わらぬ笑顔と力強い唄声で、聴く人を魅了します。
音訳者のみなさんにもぜひ一度、聴いて欲しいと思います。

来年3月にも、「広沢里枝子の瞽女唄コンサートIN鴻巣」カフェ・ホール・ギャラリー紫苑で開催予定です。

私はなぜ、瞽女唄に惹かれるのか考えていると、こんな一文に出会いました。
『来日したばかりのラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、瞽女唄を聴き、日本語が分からないながらも「人生の喜びや苦しみが凝縮されている」と感じました』

私もそう思います。

こんなに多くの若い人たちが、瞽女唄を継承していると知ったら、小林ハルさんは、何というでしょうか。

 

「出版者・作者からみた読書バリアフリー」動画公開等のご案内 

文字・活字文化推進機構からオンラインセミナーの動画が配信されています。

■「出版者・作者からみた読書バリアフリー」動画公開等のご案内
文字・活字文化推進機構

読書バリアフリーに関する出版業界の取組のご紹介と、今後の課題・対応等をテーマとしたオンラインセミナー(トークセッション)の動画を、当機構のYouTubeチャンネルで公開しました。
本の作り手、届け手である、出版者・作者が考える「読書バリアフリー」とは?
ぜひご視聴ください。
▼視聴URL(YouTube)はこちら

トークセッション「出版者・作者からみた読書バリアフリー」(約40分間)
登壇者/
三田誠広さん(日本文藝家協会 副理事長)
小野寺優さん(日本書籍出版協会理事長、AB委員会委員長、河出書房新社代表取締役)
落合早苗さん(ABSC準備会 座長代行)
司会/植村八潮さん(専修大学文学部 教授)

No.519 訃報

映画「瞽女 GOZE」の監督 瀧澤正治さんがお亡くなりになったという、にわかには信じられないお知らせをいただきました。

最後にお目にかかったのは、今年3月、埼玉県鴻巣市内で開かれた広沢里枝子さんの「瞽女唄コンサート」の会場でした。

舞台挨拶では、映画にまつわる貴重なお話をなさなっていました。

この時、ご挨拶ができて本当によかったです。

小林ハルさんの最後の直弟子である、萱森直子さんから紹介されたと、ボラセンをお訪ねくださいました。

いろいろ楽しい情報交換の後、「ここにこういう方がいらっしゃり、こういう団体があります。みなさん喜んで協力なさいますよ」という私の話を熱心にメモされていた姿が懐かしいです。

2020年の早春に予定されていた完成試写会が、新型コロナウィルスの感染拡大で延期、延期でようやく7月23日、有楽町マリオン朝日ホールで開催された時は、正直ほっとしました。

お預かりした招待券が、なかなかはけず苦労しましたが、会場まで足を運んでくださったみなさんは、とても感動し、一般公開の折には、ぜひ回りに勧めたいと言ってくれました。

映画の最後、エンディングロールの後で、クレジットタイトルというのでしょうか。「協力」という括りの中、大きな団体に混じって「全国音訳ボランティアネットワーク」の文字を見つけた時は、誇らしく涙が出そうでした。

終了後、監督に「素晴らしい映画ができましたね」「ハルさん役の子役さんと女優さんが特に良かったです」とお伝えしました。

「こんな中、たくさんの方に観ていただき‥‥」と嬉しそうでした。

直後、ハルさんの故郷、新潟での上映の様子がNHKのニュースで流れました。

私の故郷でもあり、嬉しくなって監督に電話しました。

「今あちこちの舞台挨拶で、嬉しい悲鳴です!」

そして、「地元のみなさんが本当に喜んでくださって、よかった」とも。

そしてこの頃は、自主上映への会場にも出向かれ、ご挨拶をなさっていました。

漏れ聞こえくる情報では、次回作が動き出した矢先だったとか。

残念としかいいようがありません。

ただただ、心からのご冥福をお祈り申し上げるばかりです。

どうぞごゆっくりお休みください。

No.518 「こころの通訳者たち」好評上映中

試写会に参加するまでは、失礼ながら地味なドキュメンタリー映画って、どれだけの人が関心を寄せてくれるだろうかと、半信半疑でした。

他人(ひと)にすすめるには、まず自身が鑑賞するしかない。

それも、あのシネマ・チュプキ・タバタでと、前日のお誘いにも関わらず、先約を蹴散らし出向いたのでした。

結果、これは多くの人の心を打つはず、地方も含めあちこちで上映され、一人でも多くの人の目にふれることを祈る気持ちです。

私も宣伝しなければと思いました。

タイミングよく、平塚さんから鑑賞券をお預かりしました。先行して観ていただき、先ずは周りのみなさんに薦めてほしいと。

音訳者もそうですが、私が今まで人脈を築き、大切にしてきたみなさま、出版、学校、福祉、行政関係など、関心が高く影響力のある方々に、重点的にお配りしました。
もちろん視覚障害の方にも、聾の方にも。

おかげさまで100枚の鑑賞券を配布することができました。

新聞、テレビなどあちこちから、取材が入ったおかげでしょうか。

すでにご存知の方も多く、続々と感想など寄せて下さっています。

中でも感動を直ぐにと、帰りの電車の中から感想メールを送って下さった方もいます。

シネマ・チュプキ・タバタでの先行上映から始まって、新宿のK’s cinema、そして順次、地方でも公開予定です。

宣伝・拡散し、上映予定のない所に働きかける勢いで、みんなで応援しませんか。

よろしくお願いします。