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No.582 拡大講座

猛暑の名古屋へ行ってきました。

一年も前から、磯野さんが、ぜひにと声をかけてくださっていたのが「2025年度愛知県図書館 朗読協力員養成講座」の講師依頼でした。

通常の講座のなかに、[拡大講座]としてひと枠、用意してくださるとのこと。磯野さんが、大切にし力を注いでこられた養成講座です。

参加者は、全県下のボランティアと図書館職員とのこと。

磯野さんの強力な推薦と県図書館の館長輿水さん、視覚障害者資料室の槙島さんのご理解があればこその企画だと思いました。

磯野さんが会報にも寄稿し、告知してくださったのは、みなさまご存知のことでしょう。

蓋を開けてみれば、90名を超える申し込み、そして関係者を含めると100名という参加者だったようです。

磯野さんとは、長いお付き合いですが、ご本人の前でお話しするのは、初めてです。

また輿水館長も始めから終わりまで、耳を傾けてくださり、恐縮の極みでした。

あちこちの図書館にお邪魔していますが、こういう熱心な館長も少ないように思います。

ありがたいことです。

「EYEマーク」のことから始まり、音ボラネットの紹介もさせていただきました。

講座の中での引用として、持参したCDを紹介しましたが、大変好評でした。

月刊『世界』の音訳に関心を持たれた方から、翌日メールをいただきました。

活動に繋がると嬉しいです。

更にはずいぶん以前にお邪魔した豊橋市内の「音訳グループ ぴっち」のメンバーがたくさん参加していて、懐かしい再会となりました。

8月発行の会報「音ボラネット通信」に今回のことを、ぜひ寄稿していただきたく、槙島さんにお願いしました。

館長にも了承を得て、二つ返事でお引き受けいただきました。どうぞみなさま、楽しみにしていてください。

私は、大した内容ではないかもしれませんが、音訳ボランティアや図書館職員の方々に、お伝えしたいことがあります。

こういう貴重な機会を与えていただけることに、心からの感謝を申し上げます。

新幹線の時間まで、いつも無茶振りに応えてくださる、名古屋YWCAの堀尾さんとおしゃべりができて、嬉しかったです。

みなさまお疲れさまでした。
お世話になりました。

またいつか、どこかで。

【至急のお尋ねです】

初めて図書館からの依頼のものを、音訳することになったグループからのお尋ねです。

みなさんのところでは、図書館からの図書製作費は、いくらでしょうか。

音訳者に○○円、校正者や編集者には○○円、もしくは、すべて含めて○○円というように、具体的金額を教えていただけませんか。

対面朗読についても、教えてください

No.581 戸山図書館との共催

「ことば」を伝える「よろこび」を届ける〜障害がある方へのサポートを考える〜と題して、新宿区立戸山図書館で読書バリアフリー講座が開かれました。

障害者サービスのレジェンドともいうべき、山内 薫さんの登場です。

長く墨田区内の図書館で、一人ひとりの利用者の要望に応えるべく、奮闘して来られた方です。

本や紙芝居のセットなど積んだリヤカーを引く姿など、懐かしいたくさんの写真を見ながら、障害者サービスについて考えました。

時代が違う、社会環境が違うと言ってしまえばそれまでです。が、いつの時代にあっても、いかに障害のある子どもたちや大人に、寄り添えるかが大切なのではないでしょうか。

何も図書館の職員だけではなく、音訳ボランティアであっても、そういう人が1人でもいて、仲間を増やしていけたらと考えます。

毎回共催させていただいているおかげで、当事務局メンバーも会場とZoom参加で、学んでいます。

 

次回もまた、矢部館長がその人脈とアイデアで、どんな講座を開催なさるのか楽しみです。

 

あなたもぜひ、参加してみてはいかがでしょう。

シネマチュプキの「音声ガイド講座開講」のお知らせ

CINEMA Chupki TABATA 代表の平塚千穂子さんから講座開講の
おしらせです。
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「かれこれ 5年ぶりの開講となる音声ガイド(Audio description)台本制作講座のお知らせです。
5年前に比べると音声ガイドも随分と理解が広がってきたように思います。
当館では、映画監督やプロデューサーと一緒に音声ガイドを作り、考え、広めていく機会も増えてきて、視覚障害者のお客様の鑑賞サポートだけでなく、目のみえる一般のお客様にも鑑賞ツールとしてお楽しみいただくことが増えてきました。

音声ガイド制作をやってみたい!音声ガイド作りを学びたいという方から、講座を求める声もいただいていたのですが、コロナ以降、なかなか体制が整わず。。
お待たせしてしまいました。

せっかくやるなら、チュプキらしい講座を!と思い、ゴールは映画館での上映とお披露目。映画監督さんや視覚障害者のクオリティチェックが受けられる、実践型の講座プランを立てました。

ご興味のある方は、是非、受講をご検討ください。

また、周りにご興味をお持ちの方がいたら、是非、お知らせください。

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7月30日開講(全10回)  音声ガイド(Audio Description)台本制作講習会のご案内

音声ガイド(Audio Description)とは、映画の視覚的な情報を補うナレーションのこと。

目の見えない、見えにくい方々は、映画の音や台詞を聴き、映画を想像しながら楽しみます。

見えるものを言葉に変えて音声描写することで、映画鑑賞をより味わい深くするのが、音声ガイドの役割です。

台詞の合間や場面転換などの短い時間制限の中で、見える映像から何を選びとり、どのような言葉で表現するのか?を考える音声ガイドの台本づくりは、私たちに映画の見方と言葉のコミュニケーションを学ぶ機会を与えてくれます。

この講習会では、短編映画の音声ガイドづくりを通して、音声ガイド台本制作のノウハウを学んでいきます。

複数の人と映画をじっくり観ることで、自分が「見ているようで、見ていなかったこと」への気づきがあったり、

クオリティチェックをしてくださる視覚障害者の講師から、「言葉から受けとる印象」や「音だけでイメージのつくこと」などを確認できるので、言葉や音を大切にする感性が磨かれていきます。

また、作品の映画監督にも監修していただくことで、作者の想いや意図をくみ取れているか?表現に違和感はないか? といった点を確認しながら制作していくことができます。

今回、教材とする作品は、映画やテレビ等で活躍中の5人の脚本家の方々が、「母」をテーマに物語を紡いだオムニバス映画『Mothers マザーズ』です。

シリアスなドラマから、ホラー、サスペンス、コメディまで。多彩な作品の音声ガイドづくりにチャレンジできます。

本作品は、2025年12月に当館にて上映。

皆様と制作した音声ガイドを、お客様にもイヤホンでお聴きいただくことをゴールとした、非常に実践的なカリキュラムとなっています。

>> 映画『Mothers マザーズ』の公式HP https://mothersfilm.studio.site/

映画がお好きな方はもちろん、アナウンスやナレーション等に興味のある方も、是非この機会に、音声ガイドづくりという新しい世界に、一歩踏み出してみませんか?
受講後、当館「CINEMA Chupki TABATA」での音声ガイドづくりに、ほぼボランティアでもご協力いただける方を求めています。

音声ガイドづくりの実践経験を積みたいという方も、奮ってご参加ください。
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【音声ガイド(Audio Description)台本制作講習会(全10回)】

2025年7月30日(水)開講(隔週水曜 12月10日まで)

昼クラス(水曜14:00~16:30):定員12名

夜クラス(水曜19:00~21:30):定員12名

■ 会場:シネマ・チュプキ・タバタ(JR山手線・京浜東北線 田端駅より徒歩7分)またはオンライン(Zoom)

■ 講師:CINEMA Chupki TABATA 代表:平塚千穂子

ブラインドコミュニケーター:石井健介/風船

『Mothers マザーズ』 総合プロデューサー:難波 望(脚本家・監督)

■ 受講料:30,000円(全10回分)

受講料のお支払いについて

受講料30,000円は、受講日初日(7月30日)に会場受付にてお支払いいただきます。
※現金またはクレジットカード、交通系電子マネー、iD、QUICPay、PayPayでの決済が可能です。

参加条件

・自宅で映像データ(mp4)を見ることのできる方。

・エクセルで、基本的なテキスト入力が可能な方。

・Zoom を使ってオンラインでも受講可能な方。

・やむを得ない事情をのぞき、全10回のカリキュラムをお休みせずに参加できる方。

※音声ガイドづくりは全く初めてという方も大歓迎!

カリキュラム

① 7月30日(水):オリエンテーション 音や言葉でイメージする世界にふれる

■ 会場:CINEMA Chupki TABATA

② 8月13日(水):音声ガイドの作り方 ①『BUG』(監督・脚本:武田恒)

■ 会場:オンライン(Zoom)

③ 8月27日(水):音声ガイドの作り方 ②『夜想』(監督・脚本:高橋郁子)

■ 会場:オンライン(Zoom)

④ 9月17日(水):視覚障害者のクオリティチェックを受ける①

課題『いつか、母を捨てる』(監督:木内麻由美/脚本:進藤きい)

■ 会場:CINEMA Chupki TABATA

⑤ 10月1日(水):音声ガイドの修正と考察①

■ 会場:オンライン(Zoom)

⑥ 10月15日(水):視覚障害者のクオリティチェックを受ける②

課題『だめだし』(監督:野田麗未/脚本:たかはC)

■ 会場:CINEMA Chupki TABATA

⑦ 10月29日(水):音声ガイドの修正と考察②

■ 会場:オンライン(Zoom)

⑧ 11月12日(水):視覚障害者と監督のクオリティチェックを受ける③

課題『ルカノパンタシア』(監督・脚本:難波望)

■ 会場:CINEMA Chupki TABATA

⑨ 11月26日(水):音声ガイドの修正と考察③

■ 会場:オンライン(Zoom)

⑩ 12月10日(水):作った音声ガイドを全編鑑賞 講座のふりかえり

■ 会場:CINEMA Chupki TABATA

お申し込みフォーム https://chupki.jpn.org/archives/workshops/15428

※申し込み締め切り

7月15日(火)締め切り

※定員に対し申し込み多数の場合は、抽選とさせていただきます。
抽選結果の当落に関しましては、7月20日(日)までに、お申し込みいただいたメールアドレスへご連絡いたします。

以上です。

 

ZOOM配信 不具合のお詫び

総会にZoom配信でご参加されたみなさま

この度は広沢里枝子氏の演奏音声に不具合が発生し、
大変迷惑をおかけしました。

ZOOM参加のみなさまには一昨日演奏の音源を送信しました。
メールが届かない方、演奏音源のデータは開けない方は
事務局までご連絡ください。

また、アンケートもお送りしていますので
ご協力よろしくお願いいたします。

 

明日 第10回総会を開催いたします。

会員のみなさま

いよいよ明日「第10回総会」を開催いたします。

ご出席のみなさま、すでにご送付しております「総会資料」
参加証のはがきをお忘れなく
お持ちください。

東京は高温が予想されていますが
その分 会場は涼しくなると思われます。
羽織れるものをご用意されると安心して過ごすことができるでしょう。
またZoom参加の方、8日のご案内メールは受け取られていますでしょうか。
明日は事務局のメールアドレス使用しませんので、緊急のご連絡は ご案内に記載されている番号にご連絡ください。

なお、明日は全て録音録画をご遠慮いただきます。
ご理解の上ご了承ください。

では、お気をつけてお越しください。
事務局一同、お待ちしております。

No.580 講演会

本当に久しぶりに上越新幹線に乗りました。以前は、よく利用したものです。

越後平野の田植えの終わった田んぼを眺めて、お米の高騰、品薄のことを思い、政治の貧困を考えてしまいました。秋の収穫期には、どんなふうになっているのでしょうか。

さて、三条市の「音声訳虹の会」の渡邉さんから、県央地域グループ講演会の連絡をいただいていました。

この虹の会には、2017年の40周年の記念式典に出席したことがありました。

残念なことに、その時の会長やベテラン音訳者の姿はありませんでした。

8年もたてば、みんな平等に歳はとります。介護だとか、ご自身の体調不良だとか、いろいろでてきます。それでも後輩のみなさんが、頑張っていました。

会場は新しくできたという、図書館等複合施設「まちやま」のサイエンスホールです。隈研吾氏の設計で、ものづくりのまち三条をイメージとしたデザインです。おしゃれな建物ではあります。

失礼ながら、地方都市でも頑張っているのですね。

講演会には70名を超えるみなさまが、参加してくださっていました。懐かしいお顔もありました。

先ず、新潟市内在住の栗川治先生の登壇です。

ご存知のように、先生は、月刊『世界』の音訳依頼者です。

「音訳の仕事—障害者の情報保証の歴史から」ということで、お話しがありました。

私は、「音訳の現状について」お話ししました。

どこでも悩みは、同じ。高齢化と後進が集まらない育たないということです。

今だに特効薬は、ありませんが、図書館や社会福祉協議会のみなさまとも、よくよく話し合って知恵を出し合い、希望を持って楽しく活動していただきたいと思います。

質問のあとは、残れる人は残って更なる質問や意見交換やら行ないました。

ここでも、各自がアンテナを高く掲げることの大切さを思いました。

こういうことを企画・運営なさる渡邉さんのような方の存在は大きいですね。

それを支えている実行委員のみなさまあればこそ、みなさまお疲れさまでした。

お世話になりました。

またいつか、お会いできることを楽しみにしています。

講演会のお知らせ(新宿区立戸山図書館)(音ボラネット共催)

新宿区立戸山図書館主催
「ことば」と伝える「よろこび」を届ける と題した講演会が開催されます。
音ボラネットの共催です。

多くのみなさんのお待ちしております。
会場(戸山図書館)とWEB受講があります。

上記のポスターが大きく表示されます⬇

「ことば」を伝える 「よろこび」を届ける