公益財団法人 伊藤忠記念財団主催「読書バリアフリー研究会 福島』のご案内です。
11月8日(土)
福島県立図書館
ZOOM参加もできます。
音声DAISYをご希望の方から依頼がありました。
納期は最長で来年2月末。
できれば校正(自己モニター不可)、DAISY編集校正までを完了していただけると助かります。
音訳だけならお受けいただける方は事務局でご相談にのります。
依頼書籍
『ベン・トー サバの味噌煮290円』
297ページ
(集英社スーパーダッシュ文庫)
著者 アサウラ
出版社 集英社
ご協力いただける方、事務局(info@onyaku.net) まで
ご連絡ください。
点字毎日の記者 佐木理人氏から情報が届きました。
9月28日の毎日新聞朝刊に戦後80年と障害者についての社説が掲載されましたので、以下にお知らせします。
社説:戦後80年 障害者と社会 共生への歩みを続けねば | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20250928/ddm/005/070/099000c
1955年6月にヘレン・ケラーが
毎日新聞大阪本社にある点字毎日を訪れた時の写真も
閲覧できます。
広報音訳の会むさしの さんから
使わなくなったDR-1を10台程、音訳に使用しているグループに無償で寄贈いただけます。(送料はご負担ください)
下記のアドレスにメールでご連絡ください。
広報音訳の会むさしの
会長 森弘子さん
ciao2014111[アットマーク]gmail.com まで
[アットマーク]を @ に書き換えてください。
福岡まで出向き、伊藤忠記念財団の上記フォーラムに参加しました。
遠方でもありますので躊躇しましたが、九州や沖縄の現状を知りたいという思いがありました。
更には発表者の中に、お会いしたい方が二人いらっしゃいました。
福岡女子短期大学の永利和則先生と霧島市立国分南中学校の松田ひとみ先生です。
永利先生は、さまざまな役職を兼任、あちこち飛び回っている方です。
公共図書館と学校図書館の連携についても研究なさっています。
豊富な知識をもとに奥の深いお話し、学び満載です。
松田ひとみ先生は、「音ボラネット通信第55号」に寄稿してくださった方です。
「学校図書館での読書バリアフリーへの取組み」の発表の中で、図書館のバリアフリー化を支えてくださっている方たちとの連携も必要とし、当会の設立10周年記念総会での、運営スタッフの集合写真を掲げてくださいました。
「わいわい文庫を製作・配布している伊藤忠記念財団はもちろん、音訳のみなさんのおかげで、みんなに届けられている」と常々、児童生徒に話してくださっている方です。
ありがたいです。
その他、福岡、佐賀、大分、沖縄県の図書館員、教諭のみなさんから発表がありました。
沖縄の特別支援学校の幸地先生の「特別支援学校でのわいわい文庫の活用」は、特に興味を惹かれました。
県内のいくつかの学校の司書のみなさんが、協力して、より使いやすい工夫をしているお話しなど、それぞれの立場でのそれぞれの取組みは、どれも素晴らしい。
今回は、福岡点字図書館館長 夏秋さんの発表もありました。
点字図書館の発表は、珍しいと感じました。
点字図書館も公共図書館も学校図書館も行政も出版社もそして私たちボランティアも、共に連携していくべきです。
また、会場には、懐かしい視覚障害当事者の福岡在住 吉住寛之さんや東大入試センターの南谷和則さんの姿も。
お二人とも懐かしがってくださいました。
今回のフォーラムの成功は、福岡県立図書館のみなさまの協力が大きかったと感じました。
もちろん、財団の池辺事務局長はじめ皆さまの奮闘があればこそですが。
たくさんのみなさまとの名刺交換はもちろん、会報と当会の紹介リーフレットをお渡しできました。
お世話になりましたみなさまに、心からの感謝を申し上げます。
公益社団法人日本図書館協会等が主催する「第111回全国図書館大会愛媛大会」が10月30日・31日に開催されます。コロナ以降、二度目のリアル参加が中心の大会になります。
テーマは「図書館が 彩る未来 伊予路から」です。
1日目は全体会(アトラクション、開会式、表彰式、基調報告、記念講演等)を愛媛県県民文化会館で開催します。
2日目は第1分科会から第10分科会まで10の分科会が開催されます。
障害者サービスに関係する分科会は愛媛県視聴覚福祉センターで午前に第8分科会 インクルーシブな図書館 障壁のないインクルーシブな読書環境の整備に向けて
午後に第9分科会 障害者サービス 四国からー読書バリアフリーを進めるためにーが開催されます。
午後の障害者サービス分科会では、図書館の障害者サービスを行う上で重要な国立国会図書館の障害者用資料検索(みなサーチ)と全国視覚障害者情報提供施設協会のサピエ図書館の活用方法について紹介します。
開催地の四国では、県レベルではこれまでに、徳島県が「徳島県読書バリアフリー推進計画」を、高知県が「高知県読書バリアフリー計画」を策定しました。計画を策定している二つの県から視覚障害者情報提供施設(点字図書館)と公共図書館に事例を発表いただきます。
第8,9分科会の会場では「障害者サービス資料・機器展示及び体験」も行います。
公益財団法人 文字・活字文化推進機構「読書バリアフリー体験セット」、日本図書館協会「障害者サービス用資料セット(展示・研修用)」や愛媛県視聴覚福祉センターの協力をいただきDAISY対応再生機の展示も行います。
また、特定非営利活動法人 全国視覚障害者情報提供施設協会のAmazonのスマートスピーカーで使える「サピエ図書館」スキルを体験していただけます。
事前申込は9月30日までです。是非ご参加ください。
詳細は以下のページをご覧ください。
第111回 全国図書館大会愛媛大会ホームページ
https://111th-library.com/
第9分科会 | 第111回 全国図書館大会愛媛大会
https://111th-library.com/%e7%ac%ac%ef%bc%99%e5%88%86%e7%a7%91%e4%bc%9a/
第8分科会 | 第111回 全国図書館大会愛媛大会
https://111th-library.com/%e7%ac%ac%ef%bc%98%e5%88%86%e7%a7%91%e4%bc%9a/
大会参加申込
https://111th-library.com/%e5%a4%a7%e4%bc%9a%e5%8f%82%e5%8a%a0%e7%94%b3%e8%be%bc/
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シンポジウム「写真は触って分かるのか?―『目の見えない人と見える人が共に世界を知り楽しむ立体カメラ開発』に向けて―」
(3D4SDGsプロジェクト第12回シンポジウム)
2025年度より私たちはキヤノン財団の助成をいただき「目の見えない人と見える人が共に世界を知り楽しむ立体カメラ開発」研究プロジェクトを開始しました。
今回のシンポジウムでは本プロジェクトの目標や我々のこれまでの開発成果を紹介します。
また、視覚障害者が写真を楽しむためのワークショップ的トークを行います。
今回の取り組みは、JST(科学技術振興機構)のご支援の下2019年より3D4SDGsプロジェクトと称して行ってきた研究の延長線上にあり、シンポジウムとしては第12回となります。
このシンポジウムシリーズでは定番の3Dモデル事前郵送提供も準備しています。
詳しくは以下の案内をご覧ください。
記
日時: 2025年9月23日(火)14時から16時半(終了時刻は予定)
参加費: 無料
開催形式:オンライン開催(Zoom 使用)
主催: 大学入試センター南谷和範研究室、
大阪公立大学岩村雅一研究室
スペシャルアドバイザー:
いけがみ眼科整形外科 眼科専門医 澤崎弘美先生
プログラム
14:00-14:30 趣旨説明: 「目の見えない人と見える人が共に世界を知り楽しむ立体カメラ開発」プロジェクトの背景や描く未来の姿について説明します。
14:30-15:00 現段階の開発成果: プロジェクトで技術開発を担当している岩村研究室から実例を用いて写真レリーフ化の状況を紹介します。
15:00-15:10 休憩1
15:10-15:50 視覚障害者の視覚障害者による視覚障害者のための物の見え方の説明(1): 物の見え方についての健常者の説明は、視覚障害者にとって分かりづらいことが少なくありません。
他方で見える様子を写し取る写真を楽しむためにはこの難問にも取り組む必要があります。
そこで、自信視力0の視覚障害者である研究代表者南谷が、視覚障害者にとっても納得できる見え方についての解説に挑戦します。
(かなり冒険的な企画であること、予めご承知おきください。)
15:50-15:55 休憩2
15:55-16:15 質疑応答
16:15-16:30 情報コーナー、事務連絡
参加申し込み
申し込みは、9月16日までに
を記載して
宛メールでお願いします。あわせて
教えていただけると参考になります。
9月21日までに、お知らせいただいたメールアドレスへ参加に必要となるZoomのミーティング情報を送信します。
シンポジウム当日に取り上げる3Dモデルを予め希望者に郵送することを計画しています。
郵送を希望される方は、前述の氏名・メールアドレス等に加えて
をお知らせください。
ブラウザで申し込みを行いたい方は
https://forms.gle/noARdENU6MtTU91PA
からお願いします。
注意事項
* 3Dモデルの送付を希望する方は9月9日までに申込ください。 送付は視覚障害のある希望者を先着順で優先して取り組む予定です。その他希望者の方は可能な範囲での対応となること、ご容赦ください。
* ウェブの申し込みフォームは、Googleアカウントでログインしていない状態で操作している場合などに、送信時に認証を求められることがあるようです。この場合、画像の選択か聞き取った英語音声の入力が必要になりますので、ご注意ください。
* 申込時に提供いただいた情報は、シンポジウムの実施に関わるやり取りと3Dモデルのニーズ分析やプロジェクトの広報などのための統計的情報として利用します。
* 当日は、主催者側でシンポジウムの撮影・録音を行う場合があります。 予めご承知おきください。
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参考:
プロジェクトインスタグラム: https://instagram.com/3d4sdgs
情報配信申込 https://forms.gle/GfzDGNpBbWC3aSY4A
「目の見えない人と見える人が共に世界を知り楽しむ立体カメラ開発」は
キヤノン財団「良き未来を拓く技術」
の助成に寄り実施されます。
本シンポジウムは科研費基盤研究(A)21H04419の共催により開催されます。
千葉県の図書館で、特に「図や写真の説明」について、講師をお引き受けくださる方を探しています。
ご推薦いただける方、また、情報をお持ちの方、事務局までお知らせください。
団体会員 『久喜市音訳の会コスモスライブラリー』から
結成40周年記念講演会のお知らせが届きました。
11月29日(土)14時~16時です。
会場は ふれあいセンター久喜(久喜市青毛753-1)です。
講師の青木陽子先生は全盲の日本語教師です。
藤田が行く‼ No.553で取り上げていますので
ご覧ください。
詳細はこちら⬇
第13回「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に係る関係者協議会」の動画配信について、筑波大学附属視覚特別支援学校の宇野和博先生から、お知らせをいただきました。
13回とありますが、私は初めての視聴でした。
先ずは各省庁からの報告です。
厚労省、文科省、総務省、経済産業省、国立国会図書館と、実にさまざまなところが関わっています。
「視覚障害者等の読書環境の整備に関する計画」の策定は、都道府県や指定都市では、進んでいますが、中核市では、遅れています。
法令にたいする理解がすすんでいません。読書バリアフリー法が、施行されてすでに6年。更なる全国への普及・啓発が急がれます。
点字図書館や公共図書館への周知は、当然。
図書館職員の利用者に対する正しい理解が必須。
「視覚障害者等」の「等」のディスレクシアや上肢障害などへの理解が不足していると、委員の方から指摘がありました。
また、日本点字図書館や全国視覚障害者情報提供施設協会からの事例等の報告もありました。
特に音訳ボランティアの現状に対する各省庁のみなさんの認識は、いかほどでしょうか。
高齢化、減少化について、特に全視情協の川崎理事長から言及がありました。
が、具体的にはというと、どなたからも意見も感想も質問も出ませんでした。
高齢化や減少化が、止めようもないことならば、今でも十分聴きやすいAIの更なる進化を待つということなのでしょうか。
施行後、ずっと17条に関しては、特別な思いを持って注視してきました。
現状は、難しいのですね。
ボランティアではない別のやり方、言うは易し。では具体的にはどうするのかが、明示されなければ、絵に描いた餅!ですね。
自分たちのことは、自分たちで考えろ!ということでしょうか。
今まで、こういう協議会は年に1回だったようです。ようやく今年度はこのあと、年末年始に2度ほど開催しますと。
宇野先生から、歓迎の声があがりました。
今後、あまり期待せずに、私たちはできることを進めていきましょう。ボランティアは、偉大です。