今回で3回目となる近くの小学校での、出前授業です。100数名の4年生が対照です。
昨年11月に実施されたものですが、授業を受けての子どもたちからのお手紙(感想等)を年明けにいただき、それに目を通してからと思い、今にいたりました。
事前に学年主任の先生に、会報「音ボラネット通信」をさしあげました。
そのせいか、視覚障害者に出会った時、子どもたちにもできることを教えてほしいということと、音訳についても話してと言われました。
先ず準備したのは、点訳ボランティアさんにお願いして、3行ほどの点字を用意し、全員に配布しました。
言葉の説明やらをまとめたスケッチブック。
都度、板書していては、時間がもったいないので。
さらには、図書館司書の先生にお願いして、バリアフリー図書を用意していただきました。
子どもたちの声をいくつか、あげます。
視覚障害者というのは、全盲の人しかいないと思っていた。弱視の人が多いのには、びっくり。
点字を使える人が少ないこと、音訳が完成までに時間がかかることに、驚いた。
点字は何となく知っていたけど、音訳については、知らなかった。
音訳を知らないのは、大人も同じです。世間の音訳に対する認知度は、低くすぎます。改めて、ことあるごとに発信していかなくてはと思いました。
さて今回初めて、室内ながら誘導体験にチャレンジしてもらいました。
白杖を持ち、近くを歩いている人に先づ声をかける。子どもたちが歩き慣れている駅までの道を、ガイドしてもらうことに。
私が白杖の人、ガイド役には、たくさんの手が上がりました。嬉しいですね。
声がけの仕方など、ガイド役の子は、もちろんですが、みんなで考えながら進めました。
またなるべく、当事者の声を聞いてもらうために、新聞などに掲載された記事を読むようにしています。
音訳だとこんなふうに読みますよということも伝わるかなと。
用意していただいたバリアフリー図書ですが、いつも使っている図書室に点字や拡大の本があることを、子どもたちは初めて気づきました。
特に『バスが来ましたよ』(アリス館)は、実際にあったお話です。全盲の男性の通勤を支えたのは、「バスが来ましたよ」という女の子の一言でした。その子が卒業しても、その一言は、次々と受け継がれていったという実話です。
これに対しての感想だと思うのですが、「本に興味がなかったが、藤田さんに言ってもらった本を読むと、他の本もどんどん読めるようになりました」とありました。
嬉しいですね。
子どもたちの感性には、こちら側が驚かされたり、気付かされたりすることがあります。毎年こういう機会を与えていただけることに感謝しかありません。
たまたまこの日は、オープンスクールの日で、保護者の方にも聞いていただけたこともありがたいことでしたし、校長先生や教頭先生も参加してくださいました。
子どもたちや、みなさま、ありがとうございました。