総会準備まっただ中、某盲学校の高2の生徒さんとご両親を、ボラセンにお迎えしました。テキスト化プロジェクト事務局の猪俣さんとお話を伺いました。
これに先立つこと1週間くらい前でしょうか。
「視覚障害の子どもの大学受験に向けた支援のご相談」という1通のメールが届きました。入学当初より英語の参考書の点字化を、あるボランティア団体に依頼。1年待ったが、出来上がってこない。
何度も学校や日本点字図書館(日点)に相談。なかなか、納得のいく回答や情報が得られなかった。ようやく、自己解決を前提に、プレーンテキスト化をしてはと、提案された。その中で、日点の担当者から、音ボラネットを紹介されたという経緯を伺いました。
これは、直接お会いして、情報交換するしかないと思いました。
英語の点訳については、2~3年前から国際ルールの変更があり、これに対応できる図書館・点訳者が少なくそれぞれに混乱が生じているのでしょうか。点訳界のことには、疎いほうですが、当初引き受けた点訳ボランティアが、お粗末すぎます。勉強したい、、教材が必要という生徒さんからの依頼です。一日でも早く、完成させるべきでしょう。手に負えないのなら、他に振るとか、知恵を出し会うべきでしょう。私たち音訳者も心しなくてはなりませんね。
ところで、この某盲学校とは、今から6年前ICUに合格した生徒さんが在籍していたところです。 私たち音ボラネットで、テキスト化や音声化で支援し、大学院生となった今もテキスト化の依頼が続いています。そして、お母さんは個人会員となってくれています
このことは毎年、全日盲研にも参加し、折りあるごとに、全国の盲学校の先生方にも、情報提供ということで、お話もしてきました。盲学校と地域の繋がりが重要と言われながら、現場の先生方には、難しいというか厳しい現状があるのでしょうか。これからも大学受験を目指す生徒さんは、出てくるでしょう。
相談する保護者生徒に、こういうところがあるという情報を伝えてさえいただければ、たらい回し?状態にもならず、当事者の不安解消にもつながるのではないでしょうか。
私たちとしては、きちんとサポートしますと、伝えました。そして先輩にあたるICUの大学院生である糸野くんや糸野ママからもアドバイスいただけるようにお手伝いしますとも。
「もやもやとしたトンネルの中にいるような気持ちの息子と私たちにとって、嬉しいできごとでした。今日から希望を持ってスタートできます」とは、お母さんの言葉です。総会はもちろん、テキスト化プロジェクトの分科会にもぜひ、参加したいと。
単なる弱小ボランティア団体ではありますが、困っている方々のために、少しでもお役にたちたい、「来るもの拒まず」の精神は健在です。