No.318 利用者の本音に迫る

いうまでもなく、私たち音訳ボランティアは、視覚障害者をはじめとする読書障害者に、情報を届けるためのお手伝いをしています。ならば、そういった利用者との意思の疎通はとれているか、生の声は聞こえているかといえば、はなはだ疑問です。
自分たちが製作した録音図書が、どんなふうに聞かれているのか、知らない人がいます。私が出かけた先で、等速で聞いている人は、少ないという話をすると、「えーっ!」という反応が返ってきます。

そんなわけで、音訳者よがりにならないためにも一度、徹底して利用者の本音に迫ってみようと、5月24日、日比谷図書文化館でシンポジウムを予定しています。(詳細は、3月末発行の「音ボラネット通信第21号」を参照)

いつものことですが、登壇者探しは苦労します。
少しでもバランスよく、幅広い年代の全国各地の利用者に出ていただくのが、理想ですが、現状難しいことが多々あります。それでも、日本点字図書館の大坪さんにもご協力いただき、お二人推薦していただきましたし、当事務局の川上からも、地元の学生さんの名前があがりました。今日はここ、明日はあそこでと、直接お目にかかってお願いしてきました。

しかし中には、壇上で200名近い参加者を相手に、忌憚のない感想、意見を発表するのを躊躇する方もいます。事実「地元の図書館での三者会議で話すのとは違うので、遠慮します」とか、「お茶でも飲みながら、知り合いとおしゃべりするのは、いいけど・・」と何人もの方から断られました。
そんな中、登壇を決意してくださった勇気ある6人の方々には、敢えていえば、辛辣な感想や意見をとお願いしています。更に司会も、利用者の代表にお願いしました。社会環境の変化に伴い、利用者の読書環境も大きく変化しています。当然、私たちの活動も変化せざるをえない部分があります。
せっかく貴重な時間を使って活動しているわけですから、利用者のみなさんに喜んでもらえる活動ができたらと思います。そしてこのシンポジウムに参加して、また明日から頑張ろうと思ってもらえたら幸いです。

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「No.318 利用者の本音に迫る」への3件のフィードバック

  1. 良いテーマですね。都合をつけて是非上京したいです。
     我々のリスナーさんも様々です。グループで移動する、ページで移動する、テープと同じように早送り早戻しで・・・・などなど、スピードも3倍で聴いています、という方も。
    3倍速にはビックリですが。
     音訳仲間にも自分たちの作ったデイジー広報をプレクストークで聴いてもらっていますが、1.5倍速が多いようです。1.5倍で聴くと上手な音訳に聞こえると。音訳の皆さん、丁寧にしっかりと読んでいただいていますので、少し速度を上げた方がいいのでしょうね。
     私も編集では、1.5~2倍でやっています。気になるところがあれば、等速にしますが。これは編集時間からですが・・・・
     
    話は変わって笑い話です。
    先日ユニクロで店員さんに「枕ありますか?」とたずねたら、「男性用ですか女性用ですか?」「枕にも区別があるの?」「ええ、一応・・・ちょっと探してきます」しばらくして戻ってきた店員さん、手にマフラーを2本。「あのー枕が欲しいのですが」「えっ・・・ああマクラですか」「そう枕です」「すみませんマクラは置いていないのです」・・・
    こちらは「枕、マクラ、枕・・・・・」と区部をかしげながら声に出して・・・
     帰途、一緒に行った娘にどっちが正しい?と訊くと、どうも店員さんの方が正しいようで・・・・・私は立派な?標準語をしゃべっているつもりなのですが・・・・・

     たくさんのリスナーさんの聴き方、ご意見、感想など、ぜひお聞きしたいです。
     楽しみにしていまーす。

    1. 松木さま

      投稿ありがとうございます。
      ユニクロのお話には思わず笑ってしまいましたが(ごめんなさい)
      「枕を買いに来る」ことが想定外だったのでしょう。

      さて、3月28日に会報発送予定です。それが終わるとシンポジウムが本格的に準備に入ります。
      詳しいお知らせは会報に同封いたします。お楽しみに!
      多くの会員の皆さんのご参加おまちしています。

      事務局 いのまた

  2. シンポジウム担当です。
    音ボラネットとして、初めて日比谷図書文化館を使いますが、とても素晴らしい図書館です。今回使うホールをはじめ、展示室、カフェなどいろいろなスペースもあり、もちろん図書館としての機能も充実。少し早めにいらして見学されるのも良いかと思います。
    又、今回の登壇者の方々のお話もとても有意義なものと確信しています。シンポジウムの時間が足りるかどうか、それのみが心配です。会場でお会いするのを楽しみにしています。

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