No.320 図書館連携プロジェクト

もう何年か前のことになりますが、いつもの通り飯田橋のボラセンで、賑やかに作業をしていると、覗き込む一人の男性がいました。

「図書館に関係しているので、興味があります」と。そして「お隣に熱心な女性館長がいますよ」とも。新宿区立戸山図書館の大城館長のことでした。
早速にご連絡をすると、「お待ちしていました。お話は、聞いています」と。

それ以降、こちらからの各行事へのご案内に対して、館長自ら、または障害者サービス担当の川口さんが都度、参加をして下さっています。

私も何度もお訪ねして、信頼関係を築いてきました。私もあちこち、おじゃましていますが、こういう腰の低いというか、「ボランティアさんあっての図書館です」とおっしゃっる館長は、はっきり言って珍しいです。

そして、こういう熱心な館長のもと、みなさん一丸となっての「営業努力」の結果、利用者からの依頼が増え、代表の南部優子さん率いる「新宿区声の図書館研究会」だけでは、間に合わなくなり、私たち音ボラネットへの協力依頼となったのです。図書館連携プロジェクトとして、2013年度依頼分12タイトルをすべて納品しました。

その後で、顔を合わせての年一回の打合せがありました。

みなさんのおかげで、読みそのものは、ほぼ問題なし、と言っていただきました。処理の仕方で、ばらつきがあるので統一をということで一致しました。
みなさんからの完成品は、音ボラネットの製作品として、新宿区に買ってもらっているという形になっています。

ですから、この図書館連携プロジェクトの事務局でも完成品の質の問題は、最大の関心事となっています。信頼関係が壊れるのは、簡単。築くのは、大変です。

ところでこの頃、図書館職員の対応が丁寧になったとか、親切になったという声が聞こえてきます。更に聞いてみると、そこの図書館が、図書館流通センター(TRC)に業務委託したとか、指定管理になったということが、大きな要因になっているようです。
もちろん、大城館長も川口さんもTRCからの派遣です。
ですから、結果を出すということが、大きなポイントになるのでしょう。だから、頑張るのよという声もあります。

でもそれは、どこの世界であれ、目標を掲げ、結果を出すのは、自然の流れではないでしょうか。努力、工夫をしない所は、どんな分野であれ、結果が出ないのは、当然です。
音訳ボランティアの世界でも、いい意味での競争は、必要かもしれません。

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