No.381 出版UD研究会

出版UD研究会

出版UD研究会第50回記念「出版のユニバーサルデザインフォーラム2015ーこれまでの10年・これからの10年」が、都内明治大学グローバルフロントで開かれました。

2005年に第1回目が開催されてから丁度10年の節目に当たります。

私たちは、その翌年2006年に「音訳ボランティア全国大会」を、そして2007年に「全国音訳ボランティアネットワーク設立総会」を開催しています。
私のなかでは何となく、出版UD研究会の背中を追いかけてきたような気がしています。

当日は、岐阜特別支援学校の神山忠さん、ボイジャーの萩野正昭さん、作家の三田誠広さんの講演で始まりました。
そして第2部では、上記の3人の方を加え、9人のみなさんによるパネルディスカッション。
進行は、松井進さんです。
「聞く読書はどこまで普及しているのか」
「デジタル書籍のアクセシビリティはどこまで実現しているのか」
「出版社や図書館は読書の多様なニーズにどこまで応えていくことが可能なのか」
以上の三点がテーマでした。
日頃からお馴染みの日本点字図書館の澤村さん、筑波大学附属視覚特別支援学校の宇野先生もパネラーとして参加。

多少難しいお話もありましたが、とても興味深い面白い会でした。
いつになく熱心な音訳ボランティアや事務局からの参加もありました。

この研究会の特長となっている実に多方面にわたる多才なみなさんの参加が、毎回会を盛り上げているように感じます。

私たちの「音訳ボランティア全国大会」にお招きした三田先生とは、9年ぶりにお目にかかりました。
ご挨拶がてら、こちらも2017年に設立10周年を迎えることをお話しました。
その節は、ぜひもう一度お越しいただきたいとお願いしました。
私たちのことを覚えていてくださり、日程さえあえば伺いますと、嬉しいお言葉もいただきました。

またディスレクシア当事者である、神山先生のお話は何度伺っても、いろんなことを考えさせられます。また感動もし、共感も覚えます。
読み書き、計算等に困難を抱えていらっしゃいます。刺激に対して反応する脳の場所が違うだけ。
第一言語はと聞かれれば、普通は日本語と答えるでしょうが、私はイメージですと答えると。
神山先生のお話をいつか、会員のみなさんにも聞いてほしいと思います。

ところで私にとっては懐かしい同窓会のような趣もありました。
以前、筑波大学附属視覚特別支援学校の学生さんで、現在は福岡にもどられて頑張っている吉住さんとの再会は嬉しいことでした。

私はこの出版UD研究会で、たくさんのことを教わりました。そしてたくさんの出会いを重ね、今に繋がっています。このことにいくら感謝しても感謝しきれないものがあります。

主催者の読書工房の成松さん、事務局のみなさま、ほんとうにお疲れさまでした。ありがとうございました。次の10年に向けてまたぜひよろしくお願い申し上げます。

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