No.130 「はこちゃんのおひなさま」

少し寒さがゆるんだ2月20日(土)鎌倉にある「銀の鈴社」を訪ねました。「はこちゃんのおひなさま」という絵本の原画展が開かれています。とてもやさしい味わい深い牧野鈴子さんの絵です。

作者は当音ボラネットの長野市内の個人会員、丸田かね子さんです。丸田さんは音訳ボランティアとしての活動のかたわら、作品作りの勉強も続けてこられたようです。以前にも数冊本を出されています。

幼い「はこちゃん」の体験が胸を打ちます。たったひとりでの遠い親戚への疎開。そして東京大空襲で家もお父さんの工場も灰になります。その後、家族で暮らせるようになりますが、知り合いの納屋での生活は厳しいものです。そんな中、お母さんが亡くなります。

そんな「はこちゃん」をその後もずうっと見守っていたのは、お母さんにそっくりの官女をはじめとしたおひなさまだったのです。読みながら涙が出ましたが何だかとっても優しい気持ちになりました。

私はこの本を一人でも多くの人、とりわけ子どもたちに読んで欲しいと思います。すでに読み聞かせをしている何人かの方たちが買い求めてくれました。結果、音訳のかたわら、学校や老人ホームなどで読み聞かせをしている方が多いことを知りました。

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