No.192 その後のご報告

この度の震災からそろそろ1ヶ月になろうとしています。依然として、16万3000人以上が避難所生活を送っています。岩手、宮城、福島の三県で、身体障害者手帳を持っている視覚障害者は1万6500人。このうち被災した方や避難所にいる方がどのくらいなのか、わかっていません。もちろん安否のわからない人もいますが、その数も不明です。

ようやく厚労省も、視聴覚障害者に適切な情報保証やコミュニケーション支援を行なうように、各都道府県に要請しました。そんな中、みなさまのご協力で、厚労省からの震災情報は、依頼者の高知市の藤原さんから、お仲間の視覚障害者に配信されています。 しかし、せっかくの貴重な情報です。もっと多くの人に伝えたいと藤原さんはじめ、みんな思っていました。

そんな時に、仙台市の音訳ボランティアの佐藤さんから寄せられた情報に、宮城県視覚障害者福祉協会の名前がありました。早速、連絡をとりました。対応してくださった事務局の芳賀さんが、こちらの申し出をとても喜んでくださいました。「協会のある地域は、ライフラインが復旧しましたが、徒歩で20分ほどの職員の家では、ガスが使えません。県内9,9000戸が、まだ停電しています。会員の視覚障害者の中で連絡のとれない人もいます」とおっしゃっていました。「送信していただいたデータは、当方から、仙台市視覚障害者福祉協会と宮城県視覚障害者情報センター(旧点字図書館)へも転送して活用させていただきます」とも。 嬉しいです。今後、この他にも必要な情報があれば、遠慮なくお申し付けください、とお伝えしてあります。

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