No.207 競い合い、助け合うコンサート2011

今年もまた、9月10日(土)セシオン杉並ホールで、上記のコンサートが開かれます。いつもお越しくださるみなさまに、ご案内のラブレターを書いています。

私がこの実行委員を仰せ付かって、3年目くらいでしょうか。それまで、主催の社会福祉法人視覚障害者支援総合センターの高橋實理事長を、よく存じ上げているというようなことではありませんでした。このコンサートのことを、耳にし、応援できることがあればと、チケットを売りさばくべく、この欄でも、紹介させていただきました。

それに目を止めた、高橋さんの近くの方が、高橋さんに報告なさったことが、きっかけだったと最近、ご本人から伺いました。 「いろいろ書いてくださっていると聞きました」と。 こんな「藤田が行く」ですが、いろいろとご縁が生まれるもので、嬉しいような怖いような思いでいます。

さて今回は、ペアチケットができました。3500円です。「一般が3000円なのに、理事長!安すぎます。バランスを考えてください」と私。「いや、一人でも多くの人に来てほしいのです」と高橋さん。

その他にも、出演者の人選のことなど、私は、チケットを売りさばく立場で、お越しくださるみなさまのことを思い、提案をし意見を申し上げることがあります。

しかし、このコンサートにかける高橋さんの熱い思いには、かないません。視覚障害者の盲学校における職業教育は長い間、鍼、灸、按摩一辺倒だったそうです。ようやく大学受験が、認められるようになり、ほんの僅かでも、職業選択の幅が広がりました。

そんななか、だいぶ前からですが、プロの音楽家も出てきました。2009年、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、日本人として初めて優勝した、辻井伸行さんなどは、その最たる方でしょう。これからプロを目指す人も含め、チャンスとチャレンジの場を、そして、このコンサートを通して一人でも多くの人に、視覚障害者へのご理解とご支援をと、訴えているのが、高橋さんです。私は、みなさまのご協力を得ながら、一生懸命応援していきたいと思います。

最後に、毎回参加してくださる方からのお手紙を紹介します。

 「みなさんに一度は、足を運んでもらいたいコンサートです。感動します。特に音訳者にとっては、普段の活動のなお一層の励みになることでしょう」

チケットの申し込みは、藤田FAX03ー3932ー7366へ。よろしくお願い申し上げます。

チラシはこちらからご覧ください。

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