No.221 マルチメディアDAISY

都内青山の本社に移った、伊藤忠記念財団を、訪問しました。IMDプロジェクト(伊藤忠マルチメディアDAISYプロジェクト、以下IMDプロジェクト)のメンバーと一緒です。すでに、特別支援学校や図書館等に、寄贈配布されたマルチメディアDAISY図書に対してのアンケートの内容が気になっての訪問でもありました。

この図書の認知度は、特別支援学校の半数が、知らなかったと応えています。しかし実際、この図書は、障害のある子どもたちへの読書支援に役立つかということに関しては、全体で65%が、役立つと回答しています。特に、「様々な読みの障害のある子どもたちの、個に応じた読書が、可能になった」という声には、嬉しくなりました。

ただ、「DVDのように簡単に見られなくては、忙しい現場では困る」という声や「コピーガードが、かかっているため、開くまで、時間がかかりすぎる」という声もあります。また、会話文が多いものに対しては読み手を代える、特に子どもの声(子どもに音訳してもらう)で読まれていると、利用する子ども達が、入りやすいという、現場の先生の要望が、あったそうです。

すでに、全文音訳されたものに、子どもの声をかぶせるといった作業をしたものが、できあがっていました。地の文は、私たち音訳者、会話文は、子どもや男性の声と分かれていて、とても聴きやすく、興味がわきました。音源のみの提供をしている私たちにとっても、初めての経験でしたが、編集製作をしている財団のみなさんも、試行錯誤の繰り返しだったはずです。

現在、提供する側のマンパワーは、教科書作りに、特化されています。しかし、子どもたちの心の成長には、読書は、欠かせません。ですので、子ども向けのマルチメディアDAISY図書が、作られ始めた意義は、大きいと思います。ましてや、企業の取り組みです。

コピーガードがかけられていることへの批判など、いろいろあるようですが、このことも含め、改善すべきは改善していきたいと、担当の矢部さんたちは、おっしゃっていました。始まったばかりの取り組みです。子どもたちの笑顔のために、これからも協力させていただきたいと思っています。

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