No.283 不思議な一日

今日は、とても不思議な、でも貴重な一日でした。
朝、高田馬場に集合。約50名の定員一杯の貸し切りバスで一路、八王子へ。目指すは、八王子霊園にある、日本点字図書館の創立者本間一夫先生のお墓です。
本年は没後、10周年に当たり、日点の「本間記念室整備委員会」が「墓前の集い」を企画。先生ゆかりのみなさんが集まり、車中や昼食会場で、思い出など語り合いましょう、というものです。
残念ながら、私は、先生との接点がありません。
日点に小野前館長をお訪ねした時にこの企画を、伺いました。
いつも通される応接室に、本間先生のにこやかな写真が飾られています。
「ほら、いつも先生が、話を聞いてくださっているじゃないですか」「そうだ、そうだとおっしゃってますよ」「もう、お会いしてるんですよ」と言葉巧みに誘われ、参加と相成りました。
先生からお仲人をしていただいた方、点字を教えていただいた方、日点の旧職員、利用者など、多彩なみなさまが、それぞれにご自分と先生との思い出を語ります。
「生まれながらにして将たるタイプ」「自然に回りに人が集まってくる」
「甘いものが、お好きで、シュークリームをいただいた」等々。
お話を聞きながら、墓前に手を合わせると何だか、私も先生ゆかりの一人になったような気分になってきました。
昼食会場の市内のホテルでは、宝井駿之介師匠の講談「本間一夫伝」を聞きました。
いつもながら声量のある語りです。そして次は、多摩霊園にある後藤静香先生のお墓にお参りしました。
この静香先生については、全く知識がありません。
大分県出身。社会の欠陥をなんとかしたいという思い、弱者への温かい眼差しを持った方だったそうです。点訳をマスターし、講習を行うなど、点訳奉仕運動を展開。本間館長を支え続けた加藤善徳さんを紹介するなど、日点を支援した方だそうです。
そのお弟子さんからもお話がありました。
ここでは、墓前で指笛の演奏があり、みんなで「ふるさと」を唄いました。
指笛の音色は、風に乗って墓園全体に広がっていくように感じました。参加しなければ、体験できなかったことばかりです。また新しい出会いもありました。
みなさま、お世話になりました。
ありがとうございました。

「No.283 不思議な一日」への2件のフィードバック

  1. 会長さん、いい集いだったようですね。
    こちらにもさわやかな空気がただよってきましたよ。
    本間さんは、以前サイトワールドでお話を聞く機会がありました、バイオリニストの和波さんの関係で、本間一夫文化賞のことから、日本点字図書館の創設者であることを知りました。
    私も機会があればお参りしたいと思います。

    1. 松木さま
      そうですか、あのさわやかな風が那須塩原まで、吹き渡りましたか。
      黒の御影石に「神は愛なり」と刻んでありました。59歳という若さで亡くなられた喜代子夫人のお好きな言葉だったようです。
      いつもながらありがとうございます。

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