No.296 高知訪問

夏日の羽田を飛び立って、降り立った高知龍馬空港も暑い。
寸暇を惜しんで閉園直前に登った高知城の天守閣、蝉の声が賑やか。土地っ子もビックリ。
今年は、どこもおかしいですね。
さて、松田光代さんが会長をつとめる「高知朗読奉仕者友の会」(会員75名)の発足30周年記念の式典にお招きいただき、初の高知入りとなりました。
音訳の歴史をひもといてみると、日本点字図書館創立の本間一夫先生が、テープライブラリーを始められて50数年です。
一ボランティアグループで、30周年を迎えたところは、古い方でしょう。
私たちの音ボラネットが立ち上がって、ようやく7年目。それに比べると30年は、長い年月の積み重ねです。大変なご苦労があったことは、容易に想像ができます。
私も一文をしたためた「三十年のあゆみ」と題した記念誌も出来上がりました。
県知事や副市長も駆けつけ、立派な記念の式典でした。
その後、「読書障害者の読書環境の変化と音訳者の役割」について、話をさせていただきました。
利用者の読書環境の現状をお知らせしました。また、肉声の良さは、大切にしつつ、聴きやすい録音図書製作のために日々スキルを磨くこと、そして、できるだけ早く情報を提供することが、求められていること。
また、より速報性の求められる分野のものがあるということ等。
更には、連携と発想の転換についても、話しました。早速にアンケートの集計結果を送ってくださいました。みなさまに喜んでいただけたようで、ほっとしました。
2日目は、日本ライトハウス情報文化センターの金井先生を、お迎えして研修会が開かれました。
原点に立ち返って「枠アナウンスと目次の立て方」を教えていただきました。
私もみなさんに混じって受講。
音訳って、奥が深いと、しみじみ実感した1日でした。
友の会の活動や式典の様子を、地元の高知新聞が、12日の朝刊から始まって、夕刊、13日の朝刊にと取り上げていました。
地元にしっかりと根を張った活動を続けていることが、一目瞭然です。
それぞれに悩みや課題は、ありますが、また次の目標に向かって元気で楽しく進んでいきましょう。
みなさま、お世話になりました。また、いつかどこかで。

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