公共図書館で働く視覚障害職員の会(通称なごや会)の「学習会&納涼会」が、Zoomで行われました。
前半の学習会では、佐藤聖一さんから「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(読書バリアフリー基本計画)」第二期について、レクチャーしていただきました。
佐藤さんは、関係者協議会のメンバーです。
基本的な方針として、
1.アクセシブルな電子書籍等の普及およびアクセシブルな書籍の継続的な提供
2.アクセシブルな書籍等の量的拡充・質の向上
3.視覚障害者等の障害の種類・程度に応じた配慮
が掲げられています。佐藤さんによると、現状を正確に捉えているとのことでした。
私の最大の関心事は、第17条における「製作人材・図書館サービス人材の育成等」のことです。
以前、竹下 亘前全国視覚障害者情報提供施設協会理事長が、資料製作の面では、今のようなボランティア体制では、ダメだということを、正式発言されたそうです。
このボランティア問題は、今までタブーだった分野で立場上、勇気ある発言だったようです。
佐藤さんによると、突っ込んだ話ができる人がいない。したがって、具体的な話は進んでいない。どんなシナリオをだせるかが、課題だと。
このことに、言及している方もおられるようですが、では、具体的にはとなると、なかなかその先が見えてきません。
肉声による音訳を担う人材の今後について、この世界を熟知している方々で、早々に検討していただきたいものです。
最後に、日本の福祉制度は軟弱だというお話です。
JRや私鉄、タクシー等の割引は、国ではなく事業者が負担しているということ。
みなさんは、ご存知でしたか。
国だとばかり思っていた私の勉強不足ですね。
この制度、何かあれば即カットということになりかねない、今の世の中です。
みんなで、注視していきたいものです。
学びの多い貴重なひと時でした。
佐藤さん、ありがとうございました。