No.588 読書バリアフリーフォーラム九州・沖縄

福岡まで出向き、伊藤忠記念財団の上記フォーラムに参加しました。

遠方でもありますので躊躇しましたが、九州や沖縄の現状を知りたいという思いがありました。

更には発表者の中に、お会いしたい方が二人いらっしゃいました。

福岡女子短期大学の永利和則先生と霧島市立国分南中学校の松田ひとみ先生です。

永利先生は、さまざまな役職を兼任、あちこち飛び回っている方です。

公共図書館と学校図書館の連携についても研究なさっています。

豊富な知識をもとに奥の深いお話し、学び満載です。

松田ひとみ先生は、「音ボラネット通信第55号」に寄稿してくださった方です。

「学校図書館での読書バリアフリーへの取組み」の発表の中で、図書館のバリアフリー化を支えてくださっている方たちとの連携も必要とし、当会の設立10周年記念総会での、運営スタッフの集合写真を掲げてくださいました。

「わいわい文庫を製作・配布している伊藤忠記念財団はもちろん、音訳のみなさんのおかげで、みんなに届けられている」と常々、児童生徒に話してくださっている方です。

ありがたいです。

その他、福岡、佐賀、大分、沖縄県の図書館員、教諭のみなさんから発表がありました。

沖縄の特別支援学校の幸地先生の「特別支援学校でのわいわい文庫の活用」は、特に興味を惹かれました。

県内のいくつかの学校の司書のみなさんが、協力して、より使いやすい工夫をしているお話しなど、それぞれの立場でのそれぞれの取組みは、どれも素晴らしい。

今回は、福岡点字図書館館長 夏秋さんの発表もありました。

点字図書館の発表は、珍しいと感じました。

点字図書館も公共図書館も学校図書館も行政も出版社もそして私たちボランティアも、共に連携していくべきです。

また、会場には、懐かしい視覚障害当事者の福岡在住 吉住寛之さんや東大入試センターの南谷和則さんの姿も。

お二人とも懐かしがってくださいました。

今回のフォーラムの成功は、福岡県立図書館のみなさまの協力が大きかったと感じました。

もちろん、財団の池辺事務局長はじめ皆さまの奮闘があればこそですが。

たくさんのみなさまとの名刺交換はもちろん、会報と当会の紹介リーフレットをお渡しできました。

お世話になりましたみなさまに、心からの感謝を申し上げます。

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