No.333 出版UD研究会

44回目となるこの度の出版UD研究会は、「外国とつながりのある人が求める読書・情報サポートを考える」でした。プレゼンターは、神奈川県立地球市民かながわプラザ  あーすぷらざの外国人教育相談コーディネーター加藤佳代さんです。会場は、お馴染みの専修大学神田キャンパス。今までにない珍しいテーマです。いつになく若手の新しい人たちの参加が目立ちました。

日本で暮らす外国人保護者や子どもたちの現状、ニーズや課題。それに対する学校や図書館での対応等、伺いました。国内での外国籍の人の数は、ここ20年で2倍以上になっているそうです。日本語を母語としない人たちにとって、果たして日本は暮らしやすい国なのでしょうか。自分が逆の立場だったらと、いろいろ考えさせられました。

神奈川県のようにサポート体制が充実していればいいでしょうが、それでも課題はあるようです。情報弱者という点からすると、障害者と同じかもしれないと思いました。

日本語が理解できないために、必要な情報が得られなかったり、文化や生活習慣の違いになじめず、孤立してしまう人がいなくなるように、それぞれの地域でも、何か身近なところでお手伝いできないものでしょうか。

いつものことながら、学びと出会いの場でした。

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