No.520 瞽女唄コンサート

越後瞽女唄「さずきもん」東京公演を聴きに行ってきました。
会場は都内両国にある小ホールです。

晩年、最後の瞽女として脚光を浴びた小林ハルさんに瞽女唄を習った萱森直子さんのお弟子さんたち「さずきもん」の6名が集まりました。

全盲の広沢里枝子さんの応援!というのが私の本音。

6人も集まると、それぞれの個性が面白いと思いました。

全員で唄う「夢和讃」は、迫力がありました。

さすが広沢さん、変わらぬ笑顔と力強い唄声で、聴く人を魅了します。
音訳者のみなさんにもぜひ一度、聴いて欲しいと思います。

来年3月にも、「広沢里枝子の瞽女唄コンサートIN鴻巣」カフェ・ホール・ギャラリー紫苑で開催予定です。

私はなぜ、瞽女唄に惹かれるのか考えていると、こんな一文に出会いました。
『来日したばかりのラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、瞽女唄を聴き、日本語が分からないながらも「人生の喜びや苦しみが凝縮されている」と感じました』

私もそう思います。

こんなに多くの若い人たちが、瞽女唄を継承していると知ったら、小林ハルさんは、何というでしょうか。

 

2 thoughts on “No.520 瞽女唄コンサート”

  1. 長野県の広沢です。
    藤田さん、皆様、いつも応援していただいて、ありがとうございます。
    両国門天ホールにも、お越しいただけて、わたしたち「さずきもん」の唄をお聞きいただけて、うれしかったです!
    そうなんです、私が最初に小林ハルさんのお唄をお聞きしたときもそうですが、ごぜ唄は、直に声や三味線の響きを聞いていただいたときに、初めて伝わる気がします。
    ぜひ、皆様、藤田さんとご一緒にごぜ唄を聞きにいらしてください。

  2. 藤田様
    先日は門天ホールにお越しくださいましてありがとうございました。お会いできてとても嬉しかったです。

    藤田さんのライブレポートを拝見して、あの日の感動を新たにしています。

    私自身、何度も里枝子さんの瞽女唄を聴いていますが、東京公演での里枝子さんは、「なにか超えた感じ」を受けまして(うまく表現できないのですが)どんどん深く降りて行った先にどんな瞽女唄に変化していくのだろうと、頼もしく、未来を想像させられました。

    今回の「藤田が行く!」も、
    Facebookの応援グループにてご紹介させていただきます。

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