No.165 洲本市訪問

いろいろなルートはあるでしょうが、新幹線で新大阪まで。そして乗り換えて、神戸三宮へ。更に高速バスで瀬戸の海を渡り、淡路島へ。 我が家を出発してから約7時間ちかく、遠いなあというのが正直な感想でした。 この頃、「総会を地方でもやってください。東京へはなかなか出て行けませんから。」という声が聞こえてくるのですが、よく、わかります。

さて11月20日、洲本市文化体育館で、地元の「デイジー淡路」の創立10周年の講演会が開かれました。内容は、講演、バリトン歌手時田直也さん(利用者)の歌とおはなし、シナノケンシ(株)による研修会でした。

ところでこの「デイジー淡路」は代表の安岡秀美さんを中心にわずか11名の会員ながら、デジタル化への取り組みを内外に広げてきました。 定年後は趣味の世界でと考えていたご主人も巻き込みDAISYの勉強に東京に通ったという安岡さんご夫婦です。ここでもやはり男性の存在が、会のいいバランスをとっているようにお見受けしました。

講演会には、洲本市長はじめ、島内外から利用者を含む130名近い方々が集まりました。中には東京「多摩市音訳グループ繭」の幸野尚子さんたち、京都「NPO法人 ロバの会」の山田新作さん一行と地域で熱心に活動を続けている方たちも駆けつけてくれていました。 「デイジー淡路」の皆さんの10年間のたゆまぬ活動の結果だと感動しました。

終了後、三木市の澤井美紀子さんともゆっくりお話ができました。大阪の会員さんともお会いしました。地方にあってそれぞれに頑張っているみなさんから、いろいろ教えられます。

この「デイジー淡路」とは違い、利用者、音訳者、行政、図書館等それぞれの立場のそれぞれの言い分があって、DAISY化への移行がなかなか厳しい所があります。しかし、待ったなしの現状があるわけですから、利用者、行政、図書館等に対してDAISYのメリット、世の中の流れを語りつつ、先ずは、音訳者がDAISY化への取り組みを今日から始めなくてはなりません。

安岡さんのようにそのためのお手伝いをしてくださる方が各地にいらっしゃいます。お困りの方は、とりあえず音ボラネットの事務局にご連絡ください。

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