No.298 競い合い、助け合うコンサート2013

毎年恒例の知る人ぞ知る、「競い合い、助け合うコンサート2013 視覚障害音楽家たち」が、開催されました。
女声コーラスのコール・トゥインクルスターのみなさんは、ふと口ずさめるような曲。
中国笛とテノールの楊雪元さん、白杖の「トルコ行進曲」と「北国の春」は、つとに有名です。
お琴の澤村祐司さんとお仲間による演奏。袴と艶やかなお着物。「和」の世界です。
以上、3組の出演です。じっくりと演奏を聞くことができました。
この度も多くのみなさまに、ご協力をいただきました。
年1回、この会場でしか、お会いしない人、那須塩原から駆けつけてくれる人、それもお嬢さんたちを伴って。またご両親を誘ってきてくれる人。仲良くご夫婦でという方も、ちらほら。友人との参加が一番多いでしようか。
当日は参加できないとわかっていて、チケット代は寄付ですと、送ってくれる人。
この場を借りてお礼を申しあげます。
主催の視覚障害者支援総合センターの高橋實理事長の思いの詰まったコンサートです。出演者の人選、プログラムの組み立て方等、開催にこぎつけるまでのご苦労は、並大抵のことではないはずです。センターの若い職員のみなさんが、一生懸命サポートしています。しかし残念なことに、座席に空きが目立ちます。
チケットの売りさばきに協力している一実行委員の私ですが、年々売上が落ちているように思います。
このコンサートを盛り上げていくために、みなさん!何かいい知恵はありませんか?
ホームページに掲載しても、引き合いは、なし。すべてにおいてですが、ホームページを見て、参加したいという人は、大変奇特な方です。
だからこそ、私は毎回、せっせと直筆のラブレターを書きます。
いかにもアナログ!です。でも、これが一番なのです。
20人に来てほしいと思うと、50人くらいのみなさんに案内を出さないと難しいのが、現状ですが。
こういう分野で頑張っている視覚障害者もいるということを、一人でも多くのみなさんに知ってほしいと思います。
また来年も楽しみにしていますと、帰られる人、ありがたいです。
私の娘夫婦が、お世話になっている方の小学生のお嬢さんを連れて来場。
この子は、白杖に穴を開けた横笛?フルート?での、楊さんのアップテンポの「トルコ行進曲」に、目をまん丸くして、拍手していたそうです。そういえば、会場にお子さんも数人。
町で視覚障害者を見かけたら、声をかけられる人になってほしいなあと思いました。
みなさま、いつもありがとうございます。
ぜひ、また来年、元気でお目にかかれたら嬉しいです。

2 thoughts on “No.298 競い合い、助け合うコンサート2013”

  1.  藤田会長にご案内いただき、昨年に続き2回目。とても良かったです。
     楊さんの演奏には感嘆です。手のひらほどの小さな笛から、長ーい白杖笛?二重奏できるオカリナ、ピアノに歌唱・・・テクニックにびっくりもしながら楽しく聴き入りました。
     田舎にいますと邦楽を聴く機会がなかなかありません。琴の調べに浸りながら、ずいぶん昔、春の海をラジオで聞いたことを思い出していました。曲に感動したのか、前後に何かあったので記憶に残っているのか定かではありませんが、・・・・・
     一緒に聴いた娘もめったに聴くことのない、琴、笛、尺八に楽しんだ様子でした。 
     こんなに素晴らしいコンサート、何とか満席にしたいものですね。 
     音ボラネットの元気な皆さんとも再開でき、とても良かったです。
     帰宅して早速、INTで検索。楊さん、澤村さんの演奏は聴けませんでしたが、春の海他、いろいろと、。なんと宮城道雄さんの演奏も映像入りで聴きました。INTの世界はすごいですね。
     来年のコンサートが楽しみです。

    1. 松木さん
      書き込みありがとうございます。
      松木さんのおっしゃるように、私も「聴き入って」しまったというのが率直な感想です。
      高橋理事長のお話や皆さんの演奏に接し、気持ちがスッキリして帰途につきました。
      遠路お疲れ様でした。また、お会いできる日を楽しみにしております。
      ご参加いただいたみなさん、コメントを是非お寄せ下さい。

猪俣 淳子(事務局) へ返信する コメントをキャンセル

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