No.229 ボラフェス その後

11月の全国ボランティアフェスティバルで、私たちの分科会に、いち早く足を運んでくださったのが、倉敷市の宮原光夫さんでした。お話をして、大変熱心な方という印象を受けました。嬉しいことに、早速に会員申込みをしてくれました。手話・点字・音訳・ガイド・地域等を含む連合体としての「倉敷ボランティア協会」の代表です。そしてまた、「倉敷アイテイサポートボランティア(視覚障害者のパソコン教室)」の設立者であり、代表もなさっています。これだけではなくさまざまな活動を精力的にこなしていらっしゃるようです。今年は、地元の音訳ボランティアのみなさんから、全国の情報が欲しいとの希望で、私たちのところを選んだとか。

さて、ご本人は、音訳者ではありませんが、地元のグループから、DAISY化への相談を受けました。そしてテープ図書300タイトルをDAISY変換しました。その時、「テープ録音しかできない人は、そのままで、DAISY編集できる人との分業でもいいのか」と質問されたそうです。宮原さんは、「年齢のこともあり、得手不得手もあるので、分業でかまわない」と答えたとか。私も同感です。

更に、倉敷社会福祉協議会に働きかけ、宮原さん自ら講師となり、DAISY図書作成ボランティア養成講習会10回シリーズを3回開催。そして「県内でも、テープからDAISYへの変換ができないサークルがたくさんあるのに、横の繋がりがないので、手がだせません」と。近県のグループでも、お困りのところがあれば、力になりたいと、おっしゃっています。

全国的にみると、音訳技術も録音技術も一律では、ありません。お互いに助け合って、レベルアップしていくことが、大切なことです。音訳はできなくても、宮原さんのようなIT分野に強い男性が、この世界に増えるといいですね。お問い合わせは、当HPへ。

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