No.261 「マルチメディアDAISYは今」 その2

たくさんの会員のみなさんの他に、一般のお客さま(図書館や社協の職員、編集者等)を、お迎えして開催した「マルチメディアDAISYは今」が、無事終わりました。 中でも東北、とりわけ福島からの参加が多く、とても嬉しく思いました。
昨年の総会の分科会で、マルチメディアDAISYとは、こんなものですよ、と概略的なことを、お見せしました。
今回は2回目、リピーターが多いことを想定して、前回とは違った角度の内容を、考えました。 分業は可能か、音訳者のスキルを役立てることは、できるのか。みなさんと一緒に考えたいと思いました。
蓋を開けてみれば、マルチメディアをほとんど知らない、初めてという参加者が、8割近くでした。
前半は、各登壇者から、それぞれの取り組みを発表していただきました。 体調不良のなか大阪から、利用生徒の保護者の方にも参加していただきました。 ふだん、一堂に会することなどないと思われるみなさんを、お迎えできたことは、手前味噌かもしれませんが、すごいことだと思います。 マルチメディアDAISYの製作や、普及に関しての課題は、たくさんありますが、ひとつ、「分業は可」とということが、みなさんと確認できたことは、大きな成果だったと思います。
調布デイジーの牧野さんのところには、早速参加者からのコンタクトがあったそうです。 後半部分、割合、初歩的な質問や感想が多く寄せられ、意見交換が、できなかったことは、私としても残念ではありました。しかし、参加者のほとんどが疑問を残さず、ある程度、理解して帰って行ったということは、大きいと思います。 それぞれの会で、報告会が開かれるという方が、ほとんどでしたので、また、そこから理解の輪が広がります。嬉しいことです。 視覚障害もそうですが、その他にも「読みたくても読めない子どもたち(大人も)」の存在が、もっともっと知られなくてはいけません。
はからずも、この日の「朝日」の朝刊に、あの、スティーブン・スピルバーグ監督が、「読み書きが困難なディスレクシアと呼ばれる学習障害であり、子ども時代には、いじめられていた」と公表したという記事がありました。 私たちのシンポジウム開催の日に、こういう記事が出たということは、何だか不思議です。 多くの人々に学習障害が正しく理解されるきっかけになることでしょう。
シンポジウムの詳細については、11月下旬発行予定の会報に掲載します。ぜひご覧ください。 参加者のほぼ全員が、「とてもよい企画だった」と感じてくださったこと、ほんとうによかったと思います。 音訳とは直接関係ないという声が、あるかと思いましたが、杞憂でした。 「知らないことは、大きな損害」、「”知る”ことが大切」。 「地元に帰ってまずは、何ができるかを、みんなで考えたい」という声が、多く寄せられています。
こうやって、1回目より2回目、一歩ずつ進んでいくのですね。
みなさま、お疲れさまでした。ありがとうごさいました。

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