No.282 「障害者差別解消法」と「マラケシュ条約」

梅雨明けとともに、猛暑が襲ってきた感のある東京ですが、みなさまの地域はいかがでしょうか?
さて、先の総会でも尋ねられましたし、つい先日も、問合せがきました。
「障害者差別解消法」のことです。
障害を理由にした不当な差別的取り扱いを禁ずる上記法案が、6月19日に成立しました。
法律の中味については、「課題はあるものの、まず差別解消法が実現してこそ、次のステップがある」という竹下義樹日盲連会長の言葉が印象的です。
興味・関心をお持ちの方は、「障害者差別解消法」で、Google検索できますので、お読みください。そしてもう一つ、こちらは、私たち音訳者にも、直接関係がある大切な情報です。
知的財産権保護の国際的な推進活動を行っている、世界知的所有権機関(WIPO)は、視覚障害者やディスレクシアなど、活字へのアクセスの難しい人たちが、健常者と同じように書籍にアクセスする権利を保証する条約を採択しました。
モロッコのマラケシュで開かれていたものです。
視覚障害者や学習障害者のために、出版物を、デジタル化、点字・大活字化そして録音図書に変換することを認めたものです。
生まれつきの全盲で歌手のスティービー・ワンダーさんは、条約成立に向けて、熱心な活動を続けてきたそうで、実現の祝福のために、マラケシュでコンサートを開催したと、ロイター通信は、伝えています。
このことを受けて、日本の文化庁に動きがあるようです。
いつも貴重な情報を寄せてくださり、的確なアドバイスをしてくださる、筑波大学附属視覚特別支援学校の宇野先生から、連絡をいただきました。
「著作権法の改正の必要性の有無も検討しているということで、今がいいチャンス。関係団体がまとまって要望を、文化庁に持っていったほうが効果的。他の団体とも、連帯して、文化庁に出向きましょう。
ついては音ボラネットとしても、要望書を用意していただけないか」と。
この要望書とは、以前、先生にご指導いただき、作成したものですが、提出日と提出先を書き直して提出したいと思います。
日常に流されて、こういった将来的展望にたつということ、さまざまな団体と連帯して運動をおこすということが、苦手です。
でもありがたいことにその都度、声をかけてくださる方々がいますので、助けていただいています。
みなさんの末端に加えていただき、少しでも、先人の志を継ぎ、あきらめず進んでいこうと思います。

「No.282 「障害者差別解消法」と「マラケシュ条約」」への1件のフィードバック

  1. 一応全文眼を通しました。一歩前進ですよね。
    詳細はこれから詰めてゆいくとのこと、会長大いに主張してください。
    及び腰の行政や図書館、変化してくれるといいのですが・・・・理解のある職員もいますので、彼らの言動力になるような内容になるといいですね。
    こちらも機会をとらえて話をしてゆこうと思います。

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