伊藤忠記念財団からのご提案で、池辺事務局長、中村さん、山根さんをボラセンにお迎えし、音訳振り返りの会が開かれました。
当会事務局としては、鶴岡、南部、藤田の3人が参加。
「わいわい文庫」開始前の説明会段階から関わらせていただいている私たちとして、こういう場で忌憚のない意見や感想を交換できるのは、非常にありがたいことです。
単なるボランティア団体でしかない私たちに、音訳を依頼してくださっていることに、感謝しかありません。
この「わいわい文庫」は、届ける相手がはっきりしています。特別支援学校や盲学校、公共図書館や病院などの子どもたちです。
財団の「障害のある子どもたちへの読書支援事業」です。読みに困難さのある子どもたちに読書の喜びを届けるとともに、正しい日本語や表現を伝えていくというものです。
2024年の音訳、17タイトルをすべて、聞きました。
山根さんは、今回改めて耳のいい方だということを知りました。1タイトル毎に、実に丁寧に聞いてくださっています。
何年か前までは、その年度の音訳リスト一覧が送られてきて、こちらで音訳担当者を決めていました。
その後、前年までの音訳を参考に、音訳依頼作品のグループ分け(1.物語・童話・長めの作品、2.詩集・科学絵本・総合学習、3.物語・昔話・情報本)をして、これはこの人にどうでしょうかと推薦までしてくださっています。
1番よく聞いてくださっている人の推薦は、説得力があります。
できれば、みなさまにはご自分の読みのレベルを確認してもらうためにも、他の人の読みも聞いてほしいと思います。
当会の総会のない年にでも、全員が集まって、振り返りができるといいですね。
2025年度も、子どもたちの笑顔のために頑張りましょう。
そして、図書館や学校や保護者のみなさんの中で「わいわい文庫」を知らない人がたくさんいます。
どうかみんなで、ここにこんなものがあるよと、発信していきましょう。
ぜひ、よろしくお願い致します。