No.579  「ライフ・イズ・クライミング」

「点字毎日」のほんの数行の記事に惹かれ、お馴染みのアルカディア市ヶ谷の上映会に参加。

パラクライミングの選手として数々の受賞歴を誇る、全盲のクライマー小林幸一郎(コバ)さんとプロのロッククライミングインストラクターである、鈴木直也(ナオヤ)さんとの息の合ったアドベンチャーを描いたものです。

日本映画批評家大賞ドキュメンタリー賞受賞作品です。

会場からは、悲鳴に近い声があがったり、笑いが起こったり、ハラハラドキドキ、時にジンワリ。

アメリカはユタ州の砂岩、フィッシャータワーズの絶壁。

「落ち着いて!大丈夫!ぜったい大丈夫‼️」サイトガイドの「ナオヤの声の力は、大きい」とコバさんは言います。

感動しました。小さな事でクヨクヨしている自分、勇気が湧いてきました。

会場は、満席状態でしたが、もっと多くの人に観てもらいたいと思いました。

主催はCWAJ(College Women’s Associatioion of Japan)です。

早目に着いた受付からは、英語と日本語の入り混じった賑やかな声が。

日本の方も流暢な英語を話しています。

それもそのはず、この会は、世界数十か国からの女性会員が、教育・文化の国際貢献を目指している団体です。

さまざまな活動の中で、視覚障害者との交流の会「V V I(Volunteers for  Visually Impaired」があります。

奨学金制度があり、視覚障害学生への支援が行われたり、英会話の指導もしています。

会場でお会いした半田こずえさんも「私も、こちらの会には、お世話になったのですよ」と。

なるほど会場には、大学生と思しき若い視覚障害の方が、たくさん参加していましたし、会場でも何人かの方の紹介もありました。

上映後の会場からの質問に応えながらのコバさんとナオヤさんのトークも楽しかったです。

開場前に、小林さんとおしゃべりもできてよかったです。

50年にわたる視覚障害の方々との固い絆を記念した上映会を主催なさった、素晴らしい会のことを失礼ながら初めて知りました。

地道に意義ある活動をなさっている方々から勇気と元気をいただきました。

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