貴重な経験
読書工房の成松さんは、出版UD研究会の主宰者でもあります。
この成松さんは、専修大学で司書課程の学生さんに「図書館サービス特論」という講座をお持ちです。
その授業で、私にゲスト講師として、話をしてほしいとありがたいお誘いがありました。
いつもは同年代の音訳ボランティアのみなさんの前で話すことがほとんどです。大学生のそれも授業でとなると、初めてのことです。我が身の学生時代を思い出したりしていましたが、何十年も前の話です。
現代の学生気質やいかに。
成松さんのアドバイスで①音訳とは何か
②音訳作業のプロセス
③全国でどのくらいの本が音訳されているのか
④ICTの普及によってどのような変化が見られるのか⑤今後の課題
についてまとめました。
いざ出陣。成松さんと小田急線向ヶ丘遊園からスクールバス?に乗って、専修大学生田キャンパスへ。
教室に入ると40名ほどの出席者です。
先ず、腹式呼吸と発声のさわりを体験してもらい、音訳についてのレクチャーです。
これも成松さんからのアドバイスでワークショップを入れました。
左右2組に分け、簡単な二種類の図形の読み原稿を作ってもらいました。
そしてお互いに、一方の説明を聞いて、イメージしたものを黒板に書いてもらいました。
さすが、みなさん、いい線いってます。
モデルとして私ならというのを読みあげたのですが、その時使った「時計回り」という言葉にとまどったようです。
今や長針と短針のある時計は見慣れていないのですね。
みなさんクールな感じですが、なかには、手をあげてくれたり、しっかりと目を合わせてくれる学生さんもいてほっとしました。
応えきれないたくさんの質問や感想が寄せられていました。
こういう若い人を前に音訳のことを話せるなんて、こんな機会は二度とないとばかりに、詰め込み過ぎました。
その場で私自身が何か音訳してみたり、学生さんにも読みの体験をしてもらったら良かったと、反省しきりです。
音訳についてしっかりとした感想を持ってくれたのはさすがです。
最後にこういうチャンスを与えてくださった成松さん、そして最後まで、私の話に付き合ってくれた学生さんに心からの感謝をお伝えしました。
ほんとうに貴重な経験でした。
いつも 情報ありがとうございます!
ネットで検索しても、アナログ時計を読めない子供が急増しているとありますね。
「時計まわり」と、表現しても、◯時の方向と説明してしても、イメージ出来ない若い世代が、視覚障がい者になったり、親族が視覚障がい者になりましたら、時計盤からイメージ出来る様にトレーニングしなければいけないのでしょうかねf^_^;)。
この記事やネットの記事を見てますと、単純な私は、「◯時の方向と説明されるより、真上、真下、右横等の方がわかりやすいです!」という障がい者が今後増えて来る感じがしますが、「クロックポジション」は永遠に不滅なのでしょうか?!
こちらは北海道は「リラ冷え」でしょうか。今朝もストーブ点けました。
関東甲信越は梅雨入りですね。
ご自愛下さい。
山優子
yyama1210@docomo.ne.jp