No.456 学校公開

私たちの活動拠点である飯田橋のボランティアセンターから、目と鼻の先にあるのが、東京都立文京盲学校です。明るくバイタリティー溢れる桑山校長先生から、さまざまにご案内をいただきます。

今回は、学校公開です。当事務局から、鶴岡さん、松本さんと三人で伺いました。

学校長の挨拶から始まる全体会では、パワポを使い、学校の様子などを説明していただきました。

更に桑山校長先生の発案で着任以来、学校便り「昴 すばる」を出し続け、情報発信にも力をいれています。

公開授業では、普通科と専攻科の各教室を回り、寄宿舎まで見学しました。

本年創立110周年を迎えた文京盲は、高等部単独の盲学校ということですが、全国67校の盲学校のうち、2校のみだそうです。現在普通科33名、専攻科37名の在籍数になっています。

普通科では講座制をとっていて、できる、わかる授業の積み重ねの上に、一人ひとりに合わせた進路指導を行っています。

理療科では20~60歳代の中途失明の方が多く、講義と実技を行っています。

職業的自立を目標とし、あん摩マッサージ指圧師の国家試験の受験を目指しているためか、より真剣に学んでいるという印象が強かったです。

普通科の音楽の時間では、5~6人の生徒が楽しそうに和太鼓を叩いていました。先生と1対1の国語の授業は、「セロひきのゴーシュ」を学んでいました。
それぞれの視力に合わせた補助具を使っています。

寄宿舎見学では、特に1DKの自立のための部屋があることが、いいなあと思いました。入り口には、「セールスお断り」の札が下がっていました。
いつか独り暮らしをする生徒には、心強い経験になることでしょう。

全体的に、先生も生徒も生き生きしているのが印象的でした。
みなさんも、機会がありましたら、ぜひ学校公開に参加してみてください。

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