No.469 読書バリアフリー研究会参加

新潟に行ってきました。
伊藤忠記念財団主催の「読書バリアフリー研究会~みんなに読む喜びと楽しさを伝えよう~に参加するためでした。初の新潟で、それも県立図書館での開催です。また、当会の総会で新潟のメンバーに参加を呼びかけた手前もありで出かけました。

「フクロウの森の新潟県立図書館」とあるように、緑に囲まれた郊外の図書館です。2018年には、サピエに入会。本年からは、団体貸出サービスが始まりました。有本教子さんが、頑張っています。

私の周りの図書館関係者から、新潟は、よくなったようだね。という声が聞こえてきます。やはり、「人」ですね。「わいわい文庫」の矢部さんたちが何度も足を運び、有本さんはじめとした図書館側の理解が深まった結果ではないでしょうか。

専修大学の野口先生、都立鹿本学園の本多先生、金沢星陵大学の河野先生から、お話がありました。
この研究会でいつも感じることですが、主催の矢部さんはじめ、登壇者のみなさん、お話が上手です。大切なことです。
音訳者ですから、滑舌が悪いとか、てにをはがおかしいとか、けっこう辛辣に聞いています。

野口先生は、「これからの公共・学校図書館を考える~障害者サービスのこれまで・これから」。
そもそも障害者サービスとは、図書館利用に障害のある人へのサービスだということです。

いくつかの法改正があって、本年6月28日には、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」読書バリアフリー法が公布・施行されました。
だれもが利用できる図書館とするために、「障害者サービス」をいかに実質化するか。多くの図書館関係者に聞いてもらいたい内容でした。

本多先生は、「すすめDAISYキャラバン隊~肢体不自由・知的障害併置校におけるわいわい文庫の活用例」の報告です。子どもたちに、日々接している先生のお話です。
音訳を担当している私たちとしては、一番関心のある、一番聞きたい話です。
学校図書館を工夫し、読書活動に力をいれています。
ここでもやはり、「人」です。
一人の熱心な先生が、周りを巻き込み、学校全体の取組に広げていく、いいですね。

いつも矢部さんが言われています。熱心な先生がいて、子どもたちのために「わいわい文庫」を活用し、子どもたちの成長に繋げたとしても、その先生がいなくなると、もう、「わいわい文庫」は不要ですと、なることが多いと。悲しいですね。
今年も、財団から、「マルチメディアDAISY図書わいわい文庫活用術7」が出ました。ぜひ、他校の取組を参考にしてほしいです。

昼食を挟んで最後の発表は、河野先生です。「学習障害って何だろう~読み書き障害の特徴と支援方法の実際~」についてです。
みんな一律ではない。一人ひとりにあった支援が必要である。その支援の目標は、読み書きが、他の子どもと同じレベルになることではない。知識を増やし、その知識を使って考え、自分の考えを第三者に伝えることができるということだ。心にささる言葉でした。何人もの新潟のメンバーとしっかり、学びました。

降りだした雨にたじろいでいましたら、三条の渡邊さんが、車でお仲間と参加していたのですが、皆さんと遠回りして新潟駅まで送ってくれました。助かりました。
ありがとうございました。

1 thoughts on “No.469 読書バリアフリー研究会参加”

  1. 当日は遠路のところご本当に苦労さまでした。
    「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」が6月28日に施行されたことにより、視覚障害者等の読書環境が良くなることを願っております。そのためにも単に自治体や関係機関に任せるのではなく、ボランティアとしてどこまでできるのか分かりませんが、何らかの形で取り組みが出来れば思います。これからもご指導程宜しくお願いいたします。

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