No.481 著作権セミナー(報告)

茅場町の日本図書館協会で、「音訳者・音訳ボランティアのための著作権セミナー」が開催されました。朝から夕方までの長丁場でしたが、北海道から九州までの70名を超える参加者で、会場は一杯でした。

文化庁著作権課の宇山雄大さんからは、「著作権法の考え方とその概要」というお話がありました。基本である「著作権制度の概要」がよく理解できました。

障害者サービス委員会委員長 佐藤聖一さんからは、「音訳ボランティアに必要な著作権法条文とその解説」

午後からは、国立国会図書館関西館 安藤一博さんから、「政令指定グループへの登録を考えている方のために」と続きました。

「障害者サービスと著作権関連法規」は一度しっかり目をとおしたいものです。

ご存知のように、平成30年複製の主体が大きくかわりました。著作権法施行令第2条で、複製の主体が「視覚障害者等の福祉に関する事業を行う者で政令で定める者」に変わりました。ボランティアグループ等にまで、複製の主体が拡大しました。私たちにとって、障害者サービス用の資料の製作がより円滑にできるようになったということです。

「著作権法施行令第2条第1項第2号に掲げる者」は、11月19日現在で72グループ・団体があり、当会も5月3日にウェブサイトに公表されました。

今のところ、テキスト化プロジェクトが製作した「プレーンテキスト」3点のみですが、国会図書館及びサピエの検索システムから利用できるようになりました。私たちのようなボランティア団体にとって、夢のようなことです。

宇野和博先生たちと文化庁にご一緒させていただき、ボランティア当事者として思いのたけを述べたのが昨日のように思い出されます。

今のところ、国会図書館では、内容のチェックはしないということのようです。

しかし、ないよりまし、玉石混淆のなかから選べばいい、という考え方もわかりますが、やはり私たちとしては、常に質の問題に敏感であるべきだと思います。大変に学ぶべきことの多かったセミナーでした。

北海道の姉崎さん、仙台の長久保さん、新潟の竹内さんと小林さん、横浜の大原さんとたくさんの会員さんにお会いできました。

2020年2月には、関西で開催予定です。こちらも多くの参加者を期待します。

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