No.533 高校生からの取材

石川県能美市の高校の先生から、メールがきました。
放送部の顧問だそうです。

放送部の秋の大会のラジオドキュメント作品制作のため、地元の音訳ボランティアを取材しようと準備中。
ついては、全国の音訳ボランティアの人数、そして音訳の始まりについて教えてほしいと。

ボランティアの人数については、それぞれの活動形態が異なるため、正確な数は不明とお応えしました。公共図書館、点字図書館、社会福祉協議会で活動。
上記に、関わらず自主ボランティアとして活動、とさまざまですから。

音訳の始まりは、1957年国際基督教奉仕団の婦人部が、基督教関連の本を音訳、盲学校に貸し出したのが、始まりと言われています。
1958年には、日本点字図書館が「声のライブラリー」を開始とお伝えしました。

すると、私の話しを生徒がまとめて文章化するより、
Zoomで生徒が私に直接質問し、その音声の一部を使いたいと。

いくつかの質問の中に、地元のボランティアは、利用者との接点がないため、反応が聞きたくても聞けない。
広報だけ読んでいるグループだが、提供媒体はカセットテープで無償で音訳と。

このグループと、直接のやり取りではないので、不明な点はあるものの、先生を通して伝えてもらうしかない。
先生にお送りした、会報「音ボラネット通信」が、学校で不要になったら、渡してとお願いしました。

地方には、情報も入りづらく、まだ、このような活動をしているところがあるのでしょうか。

最後に高校生に期待することはあるかと、問われ、音訳を必要とする、視覚障害者等の存在を忘れず、いつか音訳の世界に足を踏み入れてと伝えました。

若い人たちに、音訳について関心を持ってもらえたことは、嬉しいことです。

今後の活動に期待します。

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