No.538 長崎例会

今年の公共図書館で働く視覚障害職員の会(通称 なごや会)の例会は長崎県長崎市と大村市が、会場でした。

メインは大村市にある「ミライon図書館」の訪問です。

長崎県立長崎図書館と大村市立図書館が共同運営する図書館です。都道府県と市町村が共同運営する図書館は、高知県の「オーテピア高知図書館」についで二例目だそうです。

木材がふんだんに使われ、ベンチなどあちこちで船のイメージが見られます。

先ずは、館内を丁寧に案内していただきました。

落ち着いた温かみが感じられます。館内の一角には、カフェもあり、オリーブオイルで揚げた鶏の唐揚げが、売りだとか。

1階には、おはなしの部屋が併設された「こどもしつ」

3階には、しっかりとした作りの「対面朗読室」が2室。機材さえ準備すれば、即録音室にもなりそうです。

午後は、1階の多目的ホール(200人収容)で、読書バリアフリーサービス展に参加。

たくさんの方が、来場していました。

 

読書バリアフリーとか障害者サービスとか言っても、障害者だけに知ってもらうだけでは、不十分で、先ずは、一般の方に理解してもらうことも大事だと思います。

 

中に6年生だという男の子2人。熱心に話を聞いてくれました。嬉しくなりました。

盲導犬にも興味津々。今まで盲導犬をみたことがないと。

ご主人の松井さんに、いろいろ話してもらいました。

 

午後からは、館長、副館長はじめ県教育庁障害学習課からお二人、視覚障害者情報センターのセンター長等のみなさんと、情報・意見の交換を。

行政、点字図書館の方を交えたこういう場は、大変貴重です。いい勉強になりました。

 

翌日の半日観光、あいにくの雨風で建物の中だけになりました。原爆資料館と原爆死没者追悼平和記念館を見学、お詣りしました。

 

事前にガイドをお願いしていたので、よく理解できました。

外国の方が多かったのが、印象的でした。

それは、初日個人的に行った「日本26聖人記念館」でも同じでした。

どんな感想を持たれたのか聞いてみたい思いにかられました。

 

当初は、遠方で参加を躊躇していましたが、長崎の苦難の歴史に触れ、学びの多い例会でした。

長崎は、坂が多く石畳みの街です。歩行は大丈夫かと思いましたが、なごや会のメンバーは旅慣れたみなさんです。何事もなく、無事例会は終了。

 

幹事の宮﨑さん、ありがとうございました。

みなさま、お疲れさまでした。

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