No.539 読書バリアフリーと学校司書の役割

長崎から戻ってみれば、シンポジウムが待っていました。

衆議院議員会館で15時30分から17時30分までの開催です。私としては、少々厳しい時間帯ですが、議員連盟のみなさんが出席しやすい時間帯という設定ということでしょう。

挨拶や出席議員の紹介がありました。

続いて、学校図書館議員連盟事務局長 笠 浩史氏から、「読書バリアフリーと学校司書の処遇改善をめざす施策について」の報告がありました。

当面の政策改善の一つは、読書バリアフリー法の具現にあるとの言及がありました。

笠氏退席の際には、名刺交換と共に、ボランティアの高齢化と後継者不足の現状を訴えました。

要望書の提出を、との一言をいただきました。

同じく文部科学省総合教育政策局長 望月 禎氏からは、「多様な子どもたちの読書機会の確保・充実に向けて」の報告と続きました。

次に、筑波大学附属盲特別支援学校の宇野和博先生がコーディネーターのシンポジウムです。

3人のパネリストの方からは、特別支援学校や盲学校の図書室の現状報告がありました。

「お金と人がほしい」「私がいなくなると、この図書室は消滅する」という発言は、衝撃的でした。

「アクセシブルな資料の存在を知らない先生や保護者がいる」という一言は、ずっと変わらず言われ続けています。

「研修事例集のようなものを、文科省に作ってもらいたい。読書バリアフリーについての学びを深めていかなければならない」
本当に大切なことだと思います。

最後にアピールが採択され閉会となりました。

私たち音訳ボランティアもしっかり学んでいきたいものです。

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