第13回「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に係る関係者協議会」の動画配信について、筑波大学附属視覚特別支援学校の宇野和博先生から、お知らせをいただきました。
13回とありますが、私は初めての視聴でした。
先ずは各省庁からの報告です。
厚労省、文科省、総務省、経済産業省、国立国会図書館と、実にさまざまなところが関わっています。
「視覚障害者等の読書環境の整備に関する計画」の策定は、都道府県や指定都市では、進んでいますが、中核市では、遅れています。
法令にたいする理解がすすんでいません。読書バリアフリー法が、施行されてすでに6年。更なる全国への普及・啓発が急がれます。
点字図書館や公共図書館への周知は、当然。
図書館職員の利用者に対する正しい理解が必須。
「視覚障害者等」の「等」のディスレクシアや上肢障害などへの理解が不足していると、委員の方から指摘がありました。
また、日本点字図書館や全国視覚障害者情報提供施設協会からの事例等の報告もありました。
特に音訳ボランティアの現状に対する各省庁のみなさんの認識は、いかほどでしょうか。
高齢化、減少化について、特に全視情協の川崎理事長から言及がありました。
が、具体的にはというと、どなたからも意見も感想も質問も出ませんでした。
高齢化や減少化が、止めようもないことならば、今でも十分聴きやすいAIの更なる進化を待つということなのでしょうか。
施行後、ずっと17条に関しては、特別な思いを持って注視してきました。
現状は、難しいのですね。
ボランティアではない別のやり方、言うは易し。では具体的にはどうするのかが、明示されなければ、絵に描いた餅!ですね。
自分たちのことは、自分たちで考えろ!ということでしょうか。
今まで、こういう協議会は年に1回だったようです。ようやく今年度はこのあと、年末年始に2度ほど開催しますと。
宇野先生から、歓迎の声があがりました。
今後、あまり期待せずに、私たちはできることを進めていきましょう。ボランティアは、偉大です。