専修大学神田キャンパスで開かれた、今回の出版UD研究会は、広瀬浩二郎さんが、プレゼンターでした。
久しぶりの視覚障害絡みというか、正に当事者のお話しです。
ご存知のように筑波大学附属視覚特別支援学校から、京都大学に進まれ、現在は、国立民族学博物館の教授をなさっています。
奈良の音訳ボランティア、渡辺典子さんが、個人で広瀬さんの勉学や研究を支えてきました。
広瀬さんの近著をいつも送ってきてくださる方です。
また、筑波大学附属視覚特別支援学校の鳥山由子先生の教え子でもあるという二つの関係から、広瀬さんとは、何度もお会いしています。
彼が、主催していた会に、呼んでいただいたことが、懐かしいです。
さて、「無視覚流」読書法のすすめ〜誰のための点字考案200周年なのか〜と題したお話しと、ワークショップもありました。
広瀬さんの「パワポなどの見せる講演ではない」「聞かせる講演」だというフレーズは、印象的でした。
また、盲学校🟰鎖国とは、生きるための新たな「型」を稽古する道場である、とか、当事者だからできることは、当事者にしかできないのか、とか広瀬さん独特の「言葉」や「文章」が刺激的です。
この度も、視覚障害の懐かしい方たちとの再会や新しい出会いもありで、有意義でした。
なかでも、「ゆう・えんL LC」の斉藤弘美さんとは、10年ぶりの再会でした。
斉藤さんの会で、萱森直子さんの演奏を聴きました。
初めての瞽女唄でした。そしてその後、「高田瞽女ゆかりの地を巡るツアー」に参加。そこから、瞽女唄とのお付き合いが始まりました。
広沢さんとの出会いも、原点は、斉藤さんです。
一つの出会いから始まり、繋がって広がっていく。
「藤田が行く」の世界です。
お会いしたお一人おひとりのみなさま、ありがとうございました。