No.178 朗読会

一昨年一月「マンガも読んでみよう」で事例発表し、おおいに会を盛り上げてくださったYAクラブのみなさんを覚えていますか。その何人かが参加している「こうばこの会 語りの花束」が22日、都内杉並で開かれました。かんこさん、たらこちゃん、しろちゃんと懐かしいみなさんの熱演でした。

まず、かんこさんの「カスパーシアター」は必見です。ドイツ在住の時に出会ったカスパーくんという男の子が主人公の人形劇で、本場ドイツでも大人気なのだそうです。何人もの登場人物(動物のこともあり)の声を使いわけるのは、マンガも台本なしで、実に楽しそうに読んでいたこの方の真骨頂でしょう。視覚に障害のある人もない人も、一緒に頑張り、一緒に楽しむ、いい企画でした。

会場にも障害者の方がたくさん参加していました。点字をかなりのスピードで指で追いながら口を動かす人、点字が得意でない人はイヤホンで聞きながら口を動かす。いずれも聴いているだけでは、見える人と遜色がありません。一人語りと複数語りがありました。いずれも難しいところはあるでしょうが、複数語りは間の取り方とかが問題でしょうか。まず一人で練習してその後、合わせる練習を何回かしましたと二人語りを披露してくれたしろちゃんが教えてくれました。

何といっても、こちらのみなさんの良さは、視覚障害の人もそうでない人も、生き生きと楽しみながらやっているというところでしょう。実にいろんな活動があります。こちらも楽しませていただきながら、いろいろな気付きがあります。

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