No.177 音訳希望者

フルタイムで働いている方から年に4〜5件、「音訳をやりたいが、どうすればいいのか」と問合せがあります。以前は私たち事務局がお世話になっている東京都のボランティアセンター(ボラセン)にまず連絡があり、そこからの紹介がほとんどでした。今では、「音訳について、インターネットで調べてみようと思ったら、そちらのホームページを見つけました」というケースがほとんどです。その回答としては、最寄りの図書館や社会福祉協議会にお尋ねくださいとお伝えしてきました。でも、せっかく今、音訳をやりたいと言ってきている人を、どこかにつなげられないものでしょうか。メールで何回もやり取りするより、視覚障害者を取り巻く様々な現状を話し、少しでも音訳への理解につながればと、直接おあいすることにしました。

1月16日には若い女性、22日には51歳の男性とボラセンでお目にかかりました。 お二人とも真面目で、お役にたてることがあればという思いが伝わってきます。しかし音訳は、思いがあっても、すぐにはできるものではないということに、まず戸惑うようです。視覚障害者の目の代わりですから、そう簡単ではありませんね。

通常の音訳講習会は、夜間や土日に開催されるものはまず、ないといっていいでしょう。カルチャースクールはあるかもしれませんが。また、それぞれの開催予定が、いつでもだれでもがわかるような状態になっていません。更にたとえこの講習会がクリアできたとしても、その後の活動をどうするかということになると、これまた難問です。そもそも、主婦が支えてきた活動ですから、すべてが主婦の動きやすい曜日や時間帯になっています。

しかし、ここにきて、音訳者も高齢化してきています。若手新人育成のためにも、見直しが必要な部分がでてきているように思います。お二人とも、「ホームページだけではわからなかったことがわかったし、藤田の思いも、よくわかった」 と。音訳の奥の深さに驚きながら、再度情報を集めてみたいとおっしゃっていました。ひとつの出会いを大切にしながら次につなげられる道を、模索していきたいと思います。みなさま、このことについて何かいい考えがありましたら、ぜひ教えてください。

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