藤田が行く!

No.252 テキスト化プロジェクト

事の始まりは、あの3、11直後のことでした。 高知市内の藤原さんからの依頼が地元の音訳ボランティアの松田さんを通じて、私に連絡がきました。 厚労省のホームページから、毎日出される震災情報が、そのままでは、合成音声で読み上げることができない。 PDFファイルをテキストファイルに変換しないと、使えないと言う話で、その作業をやってほしいというようなことでした。 文字情報を音声(肉声)に換えるのが、私たち...

No.251 関点協春期研修会

私たちの会員の中には、僅かですが、音訳ボランティアではない方たちも含まれています。私たちの設立趣旨や活動に賛同してくださる団体・個人、来るもの拒まずで、やってきています。 そんなわけで、点字図書館、公共図書館、社会福祉協議会の職員や一般企業の方もいます。 そんななかのお一人に、神奈川県ライトセンターの姉崎さんが、いらっしゃいます。個人会員です。 いつも暖かく励ましてくださる方です。 この姉崎さんか...

No.250 ロバさん訪問記

NPO法人ロバの会(代表山田新作さん)を、初訪問しました。 四条大宮からほど近く、回りには新撰組隊士が眠る壬生塚が必見の壬生寺(壬生狂言でも有名)や、新撰組が3年間過ごした屯所(宿舎?)、八木邸があります。古い木造の町屋(三軒長屋と呼ばれるような建物)が、今でも、しっかり住まいとして使われています。 こういう中のマンションの一室に、ロバの会の事務所は、あります。 1日の「学習を支える音訳」研修会か...

No.249 京都行き

京都に行ってきました。 「4しょく会」春のイベント ボランティアはになれるのか?というテーマのイベントが、長岡京市で開かれました。 この「4しょく会」が、よんしょくかい、なのか、ししょくかい、なのかもわからず、参加しました。(正しくは、ししょくかいです) 「視覚障害者文化を育てる会」(4しょく会)は、2001年に関西在住の視覚障害当事者を中心に、結成された団体です。 活動方針は4つの「しょく」...

No.248 ロービジョンと読書環境について

今回で37回目となる、出版UD研究会に参加しました。 広島大学の氏間和仁先生が、ゲストスピーカーです。「ロービジョンと読書環境について」というテーマのもと、参加者のiPad体験も含め、お話を伺いました。 まず、「ロービジョンとは、治療や屈折矯正等を施してもなお、何らかの原因によって視機能が十分に発揮できず、読書や書字、歩行等の生活上のさまざまな活動に、永続的な困難を生じる状態」という定義づけがあり...

No.247 音訳ボランティア体験学習会

私たちが、日頃お世話になっている、東京ボランティア・市民活動センターの担当の方から、連絡をいただきました。 日立製作所のCSR部の企画で、音訳について、体験を交えた学習会を開いてほしいという依頼です。「ボランティア体験学習会」というところでしょうか。 昨年秋、東京都のボランティアフェスティバルを、経験しています。その時のノウハウで何とかなるだろうという思いと、企業の皆さんに、音訳について、ひいては...

No.246 京都からのお誘い

出版UD研究会のメーリングリストで、とても興味をそそられる案内が届きました。国立民族学博物館の広瀬さんからの「視覚障害者文化を育てる会」(4しょく会)の春のイベントについてでした。 この広瀬さんは、近著「さわる文化への招待 ― 触覚でみる手学問のすすめ」(世界思想社)のなかで、「視覚障害者は、目が見えないかわいそうな人、ではなく、視覚を使わずに別の五感を働かせて豊かに生きている存在 」と言われてい...

No.245 「DX型 ディスレクシアな僕の人生」

私が月一、参加している、出版UD研究会でお会いした、NPO法人EDGEの藤堂さんから、ご案内をいただきました。 エッジとは、ディスレクシアを持つ人の啓発、サポートとネットワークを目的として2001年に設立されたものです。 ご子息の高直さんが、書かれた「DX型 ディスレクシアな僕の人生」(主婦の友社 本体価格1400円)の出版記念講演会の案内でした。高直さんは、日本で義務教育終了後、英国に留学。大...

No.244 銀の鈴社

鎌倉にある出版社、銀の鈴社に、伊藤忠記念財団の矢部さんを、ご案内しました。この銀の鈴社は、長野の丸田さんが「はこちゃんのおひなさま」という絵本を出しているところです。そのご縁で、以前に伺ったことがありました。 古民家の入り口を入ると、ギャラリーになっています。 更に奥の方に、事務所とサロンがあります。サロンの壁ぎわには、背の高い本棚があって、素敵な絵本や詩集、野の花の絵はがきなどが並んでいます。一...

No.243 打ち合せ

つくばエクスプレスで、筑波技術大学の長岡先生を訪ねました。つくば市は、学園都市と言われるだけあって、複数の大学があって、正に学生の町です。都心をうろうろしている私としては、広々としていて気持ちがいいなあと思いました。 さて、6月1日、飯田橋のボランティアセンターで、長岡先生をお迎えして、シンポジウムを予定しています。その打合せで伺ったものです。視覚障害系支援課の小野瀬さん、田中さん、納田さんも同席...