この度の震災からそろそろ1ヶ月になろうとしています。依然として、16万3000人以上が避難所生活を送っています。岩手、宮城、福島の三県で、身体障害者手帳を持っている視覚障害者は1万6500人。このうち被災した方や避難所にいる方がどのくらいなのか、わかっていません。もちろん安否のわからない人もいますが、その数も不明です。
ようやく厚労省も、視聴覚障害者に適切な情報保証やコミュニケーション支援...
「毎日、厚労省のHPから発信されている災害情報を、視覚障害者にもわかるようにするために、PDFファイルの変換作業をお手伝いしてください」と呼びかけました。当音ボラネットの会員である九州の大木さんを中心に新規会員になったばかりの方、一般の方(お仕事をもっている方)、そして高知の学生さんと支援の輪が広がっています。日々反響があり、みなさまの真心に感謝申し上げます。
さて私は、以前、取材を受けた...
今、世の中では、災害やボランティア情報に大変関心があって、インターネットであちこち調べている人が多いようです。PDFファイル変換について書いた、私の拙文を見てくださった二人の方から、連絡をいただきました。
「こんなやり方があります」「私でもお役にたつことがあれば」と。お一人は、「音訳」という言葉を初めて知ったという方です。本来、見てくれているはずの音訳者からではなく、一般の方からの反応だっ...
何日か前に静岡で桜が開花したと、新聞に小さく乗っていました。 今日、地元の石神井川沿いの桜並木の蕾の先が、ピンク色に染まっていました。季節は確実に巡っています。被災地のみなさまのその後のご無事と健康を祈るばかりです。
さて24日は、私たちの例会の日でした。計画停電のために、電車の20%くらいは運休しています。時刻通り電車が来ず、集まってくるのに、よけい時間がかかります。そんな中で、私たちは...
この「藤田が行く」ですが、表現力もありませんし、文章も決して上手とはいえません。しかし、音訳のこと、その周辺の情報を少しでも、みなさんにお届けしたいとの思いから発信しているものです。それぞれにお忙しい中、私たちのホームページにアクセスして下さるみなさんに感謝しております。その上それに対して、応えてくださる方々がいらっしゃることは、ほんとうに励みになります。
この度のテキストファイルへの変換...
17日の夜、「高知県視力障害者の生活と権利を守る会」の藤原さんという方から、電話がありました。ご自身も視覚障害者ながら、日常的に全国の視覚障害者に向けて、福祉情報を提供する活動をしているとのこと。
この度の東日本大震災に関する災害情報を発信したいが、ほとんどがPDFファイルで視覚障害者が読むことのできる、テキスト化可能な媒体ではありません。PDFファイルをテキストファイルに変換してくれる団...
安否がわからなかった会員のみなさんが、無事でした。ようやく今朝、電話がつながった方もいます。一番気がかりだった仙台市内の方々が、無事だったのは何よりでした。
直接的な被害はなくても、断水が続いているとか、停電しているとか、生活に支障をきたしている方々が、千葉や茨城でもたくさんいらっしゃるようです。しばらくは音訳ボランティアとしての活動は、残念ながらお休みせざるを得ない状況です。
ま...
この度の大地震で被害に遇われたみなさまに心より、お見舞い申し上げます。私たちの会員の中の東北地方のみなさん、なかでも仙台市の仙台朗読奉仕の会、伊藤真己さんは、若林区の方、会のみなさんも当然市内の方々だと思われます。月刊「世界」音訳グループの外尾さんもそうです。
福島は、いわき声の奉仕グループ金野トシ子さんはじめみなさん、福島市の特定非営利活動法人にじの会、遠藤幸子さんとお仲間、青森八戸市の...
新聞の連載記事がきっかけで、3月2日、都内東村山市にあるハンセン病資料館に行ってきました。「高山勝介作陶展」鑑賞のためです。高山さんの視力は両目とも0.01〜0.02だそうです。手も見せてくださいました。不自由な目と手で土を捏ね、ロクロを回し、こんな素晴らしい作品ができるものかと感動しました。
初めて伺いましたが、行ってみて初めてわかることがあります。この高山さんのように、ハンセン病の後遺...
2月25日、事務局の猪俣、大田そしてIMDプロジェクト事務局(伊藤忠記念財団マルチメディアDAISYプロジェクト事務局)の佐伯さん、和田さん、南部さんと共に調布図書館に出向きました。牧野さん、濱田さんとマルチメディアDAISYに関する分科会の打合せを行なうためです。
牧野さんは調布デイジーの代表であり、当事児童のお母さんでもあります。濱田さんは、マルチメディアDAISYの開発と普及を進める...